先日、金沢で開催した講演会はおかげさまで満席。感謝です。
参加された皆さまに何かしら「感じて」いただけていたら、それが何よりです。

「病気なおし」よりも「生き方なおし」
こんな言葉が印象的でした。
私たちは病気になるとその症状に目を向け、囚われ、そして近視眼的になってしまいます。これは体の病のときも心の病のときも、どちらもです。
「今の治療で治るのか」「その薬は効くのか」
どうしてもその部分に集中しがちになってしまうのですが、今そこに現れているその症状は「結果」であって、その結果に至るまでの「経過」や「原因」は必ずあるはずです。
そして、経過を省みて原因を追究していく作業の中に内面的な部分、つまり心(考え方や生き方)が絡んでいるとするならば、「医学」という角度からはほぼ解明は不可能だということです。

常日ごろ考えることがあります。
それは、ある重篤な病状から見事に回復する人もいれば、残念ながらそのまま進行してしまう人もいる、この違いは一体何だろう?ということです。
これこそが「病気なおし(症状たたき)」「生き方なおし」の違いなのではないかと思うのです。

治癒力というのは、すべて私たち自身の体の中に存在しているといいます。薬が作用するのも、それに反応する体の力を利用しているにすぎないといわれています。
ここでいう体の力、それは心(考え方や生き方)も含めたものなのではないでしょうか。現に、笑うことで免疫細胞が活性化するのも、心と体が一体となっている証だといえます。
だとすれば、「起こったら困ることや嫌なことを考えるより、起こったら嬉しいことを考えた方がいい」のではないかという話も頷けるのです。

とかく私たちは頭で考え「頭の声」に耳をとられがちです。
一方で体は、ちゃんと症状というサインを出してくれています。熱、鼻水、咳、痛みや痒み・・・挙げればきりがないほど、体は声を発しています。
パーツとしてのアタマより、はるかにこの(ココロも含めた)カラダ全体のメカニズムの方が精巧で精緻でパーフェクトです。

症状や数値、単体としての臓器や部位にこだわるだけでなく、是非このカラダの声に耳を傾けてみたいものです。
きっと、経過や原因が見えてくるはずです。
すると・・・
「考え方や生き方を少し見直してみようかな」
そんなふうに思えるのではないでしょうか。