大西さん無事帰還!
ホッとしましたね〜
116日間の任務お疲れさまでした!
~空気が美味しい・・
~身につけた小さなタイマーすらも重く感じる・・
帰還して直ぐのコメントがとても興味深い。。
帰還カプセルから出てきた大西さんは、お迎えのスタッフ四人で抱えてられて出て来てました。
タイマーさえも重く感じる久しぶりの地球で、自身の身体機能低下に対する重力の負荷はどのくらい感じるのでしょう・・
私は過去、アイソレーションタンクに最長6時間フロートしたことがあります。
当然ながら目覚めは真っ暗闇。。
(タンク内の刺激は最小で睡眠を邪魔する要因が無いため、昏睡にも似た深い睡眠状態が維持でき、感覚遮断睡眠法による独特の状態を味わえます)
やがてふと身体の存在に気づき、両手のひらを動かし、やっと日常の思考が作動~
そしてタンク内で起きあがるのですが、ロングフロート後の身体は全てがリセット・再生され、究極のリラックス状態にあり、筋骨格に結構な重力を感じます。
腕一本でさえも重く、小さく唸りながら起きる自身の肉体の重さと不自由さに少々分離気味の心が驚きを隠せません。
その後リビングに横になるのですが、地球の引力の強いこと強いこと。。
床に吸付けられる体感にただ驚き、これほどまでの力で毎日地球に吸付けられ生活しているのか・・・と考えると、宇宙飛行士が地球に帰還した時の凄まじい衝撃が容易に想像できます。
さて・・・
今回の大西さんのミッションは「こうのとり」による日本企業製 のリチウムイオン電池を使用した新型のバッテリ輸送や、「きぼう」日本実験棟を使った ユニークな実験が本格的に開始され、チームジャパンの総合力を発揮し「日本でしかでき ないこと」が詰まったミッションだったようです。
そんな宇宙でのミッションで私が一番気になるのが被ばく。。
地上で日常生活を送る私たちの被ばく線量は、1 年間で約 2.4 ミリシーベルトと言われて います。
一方、ISS 滞在中の宇宙飛行士の被ばく線量は、1 日当たり 0.5~1 ミリシーベルトにな り、軌道上の 1 日当たりの放射線量は、地上での数か月~半年分に相当するのだとか。。
宇宙放射線の人体への影響は、一定レベル以上の被ばく量で目の水晶体に混濁等 の臨床症状が生じる影響と、発がん等の被ばく量が増えるにつれて生じる影響とがあるそうです。
その他、頭蓋骨内の圧力変化による障害や眼圧変化、筋肉量・骨量低下、など、人体に対するリスクを言うとキリが無いでしょう。
そして毎回無事地球へ帰還しているカプセルですが、スペースシャトルとは違い必ずしも予定地点に降り立つ保証は無い・・と言う事情をご存知でしたか?
「ロシアの広大な領土のどこかに落ちる・・・」
そんな帰還なので(大汗)、落ちる場所がずれるとすぐには見つからない可能性もあるそう。
なのでカプセル内には釣り道具やナタ、ロープ・マッチなどが装備してあり、だいたい3日間くらいはサバイバルで生き延びられるようになっているそうです。
が、、
それはあくまで安全な場所に堕ちた・・場合の話で、湖面や海面の可能性だってあります。
運良く陸地でも原生林だった場合、カプセルのハッチを開けた瞬間、腹ペコアムールトラなどの猛獣にカプッ!なんてことも考えられます。。
そう考えると宇宙飛行士とは、最後の最後の・・最後まで危険な任務です。
因みに、帰還カプセルが落下する時のパラシュートはサバイバル時、テントの役割を果たすよう作られているそうですよ。
心より大西さんの無事帰還に喜びを感じます♪
それではまた~