平成二十六年 五月 六日、堺市鳳地区 【 長承寺(鳳南町) 】 が新調地車完成記念の御披露目を迎えた。
先代・菊水地車【太平記統一彫り】と銘地車で名高いこの町の新調と有り、周りの期待も集まる。
泉谷工務店 / 泉谷 浩文師 、 木彫前田工房 / 前田 暁彦師が放った傑作をご覧下さい。
早朝6時に自宅を出発…
当然の如く土地勘は薄い為、早めに自宅を出て周辺探索。
未だ、人の姿も疎らで閑散とした鳳駅周辺…
野田町の地車庫前を通過、商店街を上がり北王子、そして長承寺地車庫へ到着…
そこにはまだ新調地車を待つ真新しい小屋が静寂を守っておりました。
この数十分後想像もしなかった大群集の大移動が起きるとは…汗
法被を着た関係者の方にお訊ねし鳳公園を目指し到着するともぅ太鼓の音と共に新調地車が地車庫に向け出発したばかりっ!!
慌ててカメラを向け何とか間に合いました…汗
▲自町の後輩と切妻か入母屋かと勝手な予想をたてておりましたが、私の予想通り入母屋でした
*根拠は有りません・・・
雛壇両脇には泉谷棟梁と前田師が同乗してました。

*根拠は有りません・・・

雛壇両脇には泉谷棟梁と前田師が同乗してました。
▼5分程で小屋に到着、紺地に紅色のチチ、銀文字に金縁の後旗が渋いっ!!
▼遠目からでは分からないと思いますが、この後、次々と度肝を抜かれる細工と彫刻の数々・・・
大勢のギャラリーに見る事は出来ても写真の収めるのも一苦労、中々だんじりに近付けず思うように
取れませんでしたので撮れた中から抜粋して紹介します。
大勢のギャラリーに見る事は出来ても写真の収めるのも一苦労、中々だんじりに近付けず思うように
取れませんでしたので撮れた中から抜粋して紹介します。
▼全体の姿見は当然取れず屋根周り正面より
▲斜め下から
▼勾欄には大工町見送りでも採り入れられておりました勾欄の束、その束の側面から外に突き出すよう
にコブシのとその中に獏の彫刻が成されてました。
▲屋根周りの組物の上段には鬼神雷神が列を成し、見送り下の組物にはコブシに鯱の組物がっ!!
どれもこれも新しい形体のモノばかり、特に肘木の部分をご覧頂くと北河内方面の地車に採り入れ
られている様な細工…
▲斜め下から
▼勾欄には大工町見送りでも採り入れられておりました勾欄の束、その束の側面から外に突き出すよう
にコブシのとその中に獏の彫刻が成されてました。
▲屋根周りの組物の上段には鬼神雷神が列を成し、見送り下の組物にはコブシに鯱の組物がっ!!
どれもこれも新しい形体のモノばかり、特に肘木の部分をご覧頂くと北河内方面の地車に採り入れ
られている様な細工…
▼そして注目が集まる腰周り!! なんと三面共に縁葛なしの三段構成っ!!
▲泉谷棟梁の出世作と言わせる寺門町では正面のみ三段でしたが、今回は三面全てっ!!
見応え抜群です!
▼正面土呂幕はやはり、【 長承寺雷井戸 】
こちらも長承寺にとっては唯一無二の題材、前田氏渾身の作品に惹き付けられる事間違いなしです!!
束の間の見学もここまで・・・
まだまだ、彫物の写真は有るのですが、編集しきれませんのでまた後程アップしたいと思います。
さぁいよいよ出発の時間です。
後に付くも大勢の見物人と息子を連れての見物だってので先回り出来ず…宮入の写真は撮れず…泣
境内で祈祷の合間にまた少し地車を見学。
▼主屋根後懸魚は先代を継承しての菊に波の意匠
▼竹の節 【 田楽法師 】 玉すだれと太鼓囃子?
▼見送り半松良 【 鬼神 前梃子 / 大工方 】
▲横から見ると鬼神は独立型の様にも見えます。
▼見送りした連子、奥行き深いっ!!
見送り縁板が破風を模している様にも見えます・・・、連子両脇の組物は枡組に見立てると??・・・
見送り枡合形式とでも言っておきましょう・・・???
しかも三面共に網無しっ!! 傷めたりしないのでしょうか…汗
▲縁板もめちゃくちゃ細かく彫られてます。
▼これも凄いです!! 旗台のした連子と一体??
▼息子の撮影カメラアングル・・・、 やっぱ見れる目線はこのくらいなんやな…(笑)
▼主屋根枡合上 / 車板の底面にも立体の龍が中からニョキっと出てくるかの様な細工
そしてお気付きでしょうか・・・、車板の背面にまで掘り上がる枡合と更に細かい組物が施されてます。
新しい法被を拝見しました。
▼左:泉谷棟梁 中:前梃子さん 右:日が当たる角度で浮き上がる梅鉢に菊の紋
どんどん新しいモノが出てきますね。
本祭りに相当する大勢の観衆に見守られ初めてのやりまわしと思えぬほど勢いよく抜けて行きました。
吹き散りを大きく靡かせ勇壮に駆け抜ける様にテンションが上がらずには居られませんね

この後、大勢の人混みに阻まれだんじりに付いて行けず、野田、北王子のだんじりを拝見して鳳の地を後にしました。
入魂式レポはこの辺で…

長承寺地車関係者の皆様、新調地車完成本当におめでとうございます。
新たな時代の幕開けに御歓びの事と思います。
先代同様、銘地車と謳われる事でしょう。
嗜好を凝らした素晴らしい新調地車、ゆっくり拝見出来る機会が有りましたら是非とも
拝見させて頂きたいと思います。
素晴らしい入魂式、有意義な時間を有難うございました。
長承寺の発展と永年続く良き祭りの成功を期待しております。
掲載出来なかった彫物編もまた更新させて頂きます。





















