他のブロガーさんよりかなり遅くなりましたが、熊取町 【小谷区地車昇魂式… 総集編】でご覧頂ければと思います。
平成21年11月1日、同町小垣内先代地車の昇魂式が行われ事は、まだ記憶に新しい事と思います。
小垣内先代地車(現役130年)同様、小谷地車も明治20年岸和田旧市は大北町生まれの御年126歳のご長寿地車…
大正8年に小谷区に地に嫁がれ、実に94年もの間、長く区民に愛された小谷区地車も今年を以ってこの地から某町へ嫁がれて行く事に成ります。
余談ですが、私の亡き祖母は小谷区出身、当然親戚も小谷には多く、年配の方から知人・友人、沢山居て熊取町内ではとても親しみの有る村です。しかしながら幼き頃の記憶は少し有るものの、同地区ながら小谷区の地車をゆっくり見た事が無く今回改めて拝見する事が出来ました。
そんな小谷区地車を私自身も熱い気持ちで新天地へお見送り出来ればと思い妻、息子、娘、家族皆でお見送りしてきました…(*^o^)乂(^-^*)
では、そんな模様を御覧ください
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明治20年 岸和田旧市 / 大北町新調 《 大正8年 小谷区購入 》
製作大工 大崎 吉造
彫物師 宮地弥津計 ・ 玉井行陽
▼先ずは交差旗付きの姿見です。
昭和57年、大修理時も台木の歌会始めの彫刻はそのまま、地車の大型化が流行り始める頃でしょうか…
そんな中でも『地車修理の時、屋根嵩上げせんでホンマ良かったなぁ~!!』とお話しされていたのを聞き、当時の姿見を大事にされて来たんやなぁと言うのが印象に残ります。
新調当時のまま、三手先六段の屋根周り、大きく張り出した横槌、小振りの懸魚、格好良ぃですね
▲金縄は淡路結びで交差旗を外しても格好良いですねぇ♪
▼安全柵には小谷区の意匠にトレードカラーで直ぐに小谷区と分かる黄色が栄えます。
そして前夜祭を控え最後の灯入れ化粧の為に小谷交差点前の広場に移動です。
続々と最後の記念撮影とお別れを惜しむ区民の方々が訪れます。
小谷区地車新調協力金御芳名板…
親戚含め沢山の知人・友人の名前が有りました。
化粧中のお邪魔に成るので一旦帰宅して出直しました
化粧も済ませそこはもぅ区民の方々がお別れを惜しむかの様に集まって居りました。
提灯のあかり…
激しく勇壮な昼の姿見とは違った提灯の光りが何とも言えない落ち着いた気持ちに成ります。
訪れた方々にお酒を振る舞う方、また思い出話に華を咲かせる方、祭りへの熱い想いを語っている方、其々思い思いに楽しんで居られました。
だんじりの前には樽酒も…

こうした風景もまた、昇魂式ならでは…
区民の方々に愛されていた証です。
そして夜は明けて、昇魂式お別れ曳行の始まりです。
朝日に照らされる纏…
新しい纏も継承されるのでしょか…
来年の新調入魂式が楽しみです。
区内の墓地に墓参りを済ませただんじりが村中を周り戻って来ました。
この地車を愛した先人の方々への感謝の気持ちを大切にする区民の方々…
先人達はまだ、区民の方々の心に今も生き続けています。
そして、昇魂式一発目のやりまわしに挑みます。
緊張と最後の想いを込めて目一杯曳く青年団…
そして、舵取り一発!!
セブンイレブン前を数回やりまわしをした後、大森神社へ…
先回りして熊取の宮入前の難所!!奥野衣料で小谷地車を待ちます。
旧外環状(旧国道170号)線の道幅が狭い通りから大森神社の参道へ向かう狭い道へのやりまわし・・・
正面から見ると人も疎らに見えますが、私のすぐ周りを見ると…
カーブミラー越しに周辺を見渡すとこんな感じ・・・( ̄∇ ̄+)
そして小垣内方面から小谷地車が上がってきました。
固唾を飲んでその時を待ちます。
その映像は、写真ではなくYouTubeでご覧ください。
2013年小谷地車昇魂式奥野最後のやりまわし
見物客がごった返し更に道幅が減狭の中、えぇ勢いで抜けていきました。
抜けで少し外に流れてしまった様ですが、すぐに修正して大森神社へ
奥野最後のやりまわし、大勢のギャラリーの前で有終の美を飾られました


そして、大森神社境内にて能舞台を中心に2周半回ります。
この模様は、前回の記事でも少し掲載しましたが総集ということで改めて・・・
笛と共にえぇ突っ込みで入って行きます( ̄□ ̄;)!!!!
▼携帯をデジカメの二刀流で撮影の為、画像が少々乱れがありますが御勘弁下さい・・・汗▲
吹き散りも爽快な風を受け綺麗に舞ってます
因みに足元が砂利の上、舵を取る事に駒の溝が掘れていき終盤は地獄です・・・(x_x;)(((( ;°Д°))))
っと言っても私は左の梃子士なのでこの苦しみは未体験ゾーン・・・

いつも反対側で全力で応援しています

ここ数年、小谷区は宮入の周回を1周半でお祓いをしていたような・・・
最後は、やはり2周半で締めました。
そして昇魂の儀式を済ませ長めの休憩と記念撮影をする方々…
その合間に彫物を少し撮らせて頂き「だんじり日和」さんと少し小谷地車について彫物のお話を聞きました。
この時「だんじり日和」さんより紹介を受け初めて「まつのホームページ」さんにお会いしました。
今後共宜しくお願い致します。
本題に戻りまして・・・
纏に葺地、何かえぇ感じです。
だんじりの陰に見上げると若干鳥襖が欠けて見えます。
年期が入ってる感じがして貫禄をも感じます。
反対側からも
大きく張り出した横槌、明治・大正生まれの地車では結構多い気がしますが、個人的には古風な感じが好きなので渋いっ!!
彫物も豪快で味のある良い彫り物があちらこちらに

木鼻の獅子も彫師さんが遊び心で舌を出したのでしょうか

ここにも気に成る組み物が…
いつもお世話になっている「だんじり好きの独り言」KENZIさんのお話しで気付いた組み物…

後屋根横槌と組み物の最後尾、2段目と4段目の獅子が斜め前方を向いてます。
珍しいですねぇ~


そして、小谷地車と言えばこの台木、大北町時代から継承されているものかはわかりませんが・・・
熊取の小谷といえばコレっ!!
犬勾欄が武者…
そしてそのすぐ真後ろにも武者…
ガラス目になってます。
どの彫物もいい顔してます

そして七山地車にもこの彫物が入ってます。
彫師は違いますが…
尼崎の難「秀吉、茶坊主に化け難を逃れる…」
背景の竈なども良くその情景を表現しています。
同じ題材でも彫師が変われば色んな表情が見てとれて面白いですね。
やはり彫物は奥が深い…


こちらも共通のお題目、七山同様土呂幕正面【 真田大助初陣・・・ 】です。
▲明治生まれの土呂幕
▼大正生まれの土呂幕
構図や彫師さんの特徴で色んな表情が楽しめるのがだんじり彫刻の醍醐味ですねぇ

七山土呂幕の真田大助は馬に乗ってますが、小谷は地上で戦ってます。
こちらもは「だんじり日和」さんが教えてくれました。
土呂幕と連子の間、紐の部分に注目


下から覗き見れば一目瞭然・・・
実は後で上から貼り足した様です。 言われてみれば色目が違うなぁ~(笑)
小谷区の皆さんにご挨拶やお話をしている内に出発になり彫物はここまでに…
小谷区の魂が納められた地車が自区内に向けて出発
各所、歴代の方々が就き最後の曳行に入ります。
旗を外して通過しなければ鳥居に接触する為、ほぼ全町が外して鳥居を潜ります。
準備完了、いよいよ出発です☆
最後は、奥野衣料前交差点から小谷方向へ大宮橋を渡ったところまで小谷地車の背中を見送り帰宅しました。
明治・大正・昭和・平成と生き貫き、現在126歳、小谷の地で94年本当にお疲れ様でした。
新たな地でまた更なる活躍することを期待しております。




















































