王様の耳はロバの耳。 -3ページ目

王様の耳はロバの耳。

言いたいことを土の中に埋めるように、
恋と愛を吐き出してみようかな、なんて。

思ったことはなるべく素直に伝えよう、と日頃から思っています。
僕がそう思えるようになるまで、実はちょっと時間が掛かったのです。




誰にも踏み込んでほしくないところってあるでしょ。
基本的に僕は壱青に対しては「そんな場所ないw」とか思っていたけど
壱青には踏み込んでほしくない場所があるだろう、って思ってた←
言葉を選ぶというか、下手うって地雷踏んで嫌な思いはしたくない、っていうね。



それもね、ちゃんと見透かされていたんですよ。壱青には。
もうホントビックリするよね。
「この人ホント僕のことめっちゃ知ってる」って思ったよ。
そんだけ僕のこと見てくれているんだなって知った。



愛猫を呼ぶみたいに優しい声で「おいで」って呼ばれた気がした。
そんな言葉をくれた。
だから僕はそこに踏み込むのを躊躇っていた自分を恥じた。
思い切り飛び込んだ。
膝の上を独占して僕は啼く。
「嬉しい」
胸の内を知って僕は泣く。
「幸せ」
そんな風に。



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基本的に僕は夢を見ない。
寝ている時に見る方じゃなくて、起きている時に見る方、ね。
未来を想像するのが苦手だ。
根拠がない。道筋が見えない。
だから未来が思い描けないことがよくある。
小さな頃からそうだった。

子どもを産むと思った時、僕には未来が想像出来た。
だから僕は自分の望むことを知ることが出来た。

壱青とのことも、僕は未来が想像出来た。
想像というか…漠然と思ったんだ。

”終わらない予感がする”
根拠はない。勿論道筋だってない。
ただ何となく、そう思った。

”これが最期だと思う。いや、これで最期でいい”
それだけ僕は満たされてる。

”一生分愛されている”
そういうことだと思う。
”いない”としても、この胸に残された愛は僕の生涯を包むだろう。
”いない”日は毎夜それを抱いて眠るから、それはいつまでも変わらないだろう。
”いない”、その意味が変わっても。


いつ死んだっていいんだ、僕は。
そう思えるのは、僕の愛が永遠だと証明出来る気がしたから。
でもそんなことしなくても僕らは知ってる。