すっかり久しぶりの投稿になってしまいました。
コロナの影響で在宅勤務が中心でメリハリが付けづらく、なかなか記事を書くことに気持ちが向かなくなっていました。
さて、久しぶりの投稿は本紹介です。
あまり期待せずに買った本ですが、とても面白く2度読み中です。
このほんの「身近にいるやっかいな人」というのは、
- 思い込みが激しく人の話を聞かない人
- 自分のことばかりで、人の都合に配慮しない人
- 嫌味ばかり言う人
- 批判や不満ばかり言う人
- 言い訳ばかりして建設的でな人
といったような、どこにでもいるような人たちのことで、私も営業のマネージャーなので、日々頭を悩ませる問題です。
この本が面白いのは、
- "やっかいな人" を相手に困っている人も "やっかいな人" になっているから、まずそこか抜けましょう
- "やっかいな人" をよりやっかいにすることが多いので、それを避けましょう
という視点です。
"やっかいな人" というのは、理性的に考えることができません。
客観的に物事をとらえることができず、建設的に考えることもできません。
この状態は、動物の危機に対する反応がそうさせています。
動物が危機を感じた時には以下のように反応します。
- freeze:すくむ
- flight:逃げる
- fight:戦う
この反応が出た時、脳の理性的な部分は働きが弱まってしまいます。
本の中では、「ミランダ・ハイジャック」という現象として紹介されています。ミランダというのは偏桃体のことで、不安や脅威を感じた時に活性化して、上のような行動をとらせるような脳内物質を分泌します。
平静時には建設的で理性的な部分が脳の働きを調整していますが、偏桃体が活性化すると偏桃体が支配してしまいます。
偏桃体が活性化している場合、どんなに論理的に考えようとしても、考えが偏っていたり重要なことを見落としたりするため、"やっかいな人" になるのです。
頻繁に "やっかいな人" になる人は、過去の心のキズが影響しています。
"やっかいな人" に困ったり、避けたいと感じたり、腹を立てている時、ミランダ・ハイジャックされています。
つまり、 "やっかいな人" という脅威に反応して、自分も"やっかいな人" なってしまいます。
"やっかいな人" ともめていくのは、自分も "やっかいな人" になっているからなのです。
それに気付けないのは、ミランダ・ハイジャックされていて、自分も客観性を失い建設的に物事を考えられない状態になっているからです。
まずは、ミランダ・ハイジャックの状態か抜けなければ、問題は解決しましません。
本の中では、ミランダハイジャックされている時の心の状態と、建設的な状態を対比して、それに気付き抜けるきっかけを教えています。
そしてミランダ・ハイジャックから抜けるには、マインドルネスのように自分の心の中を良く見つめるしかありません。
人の言動に困って対処しようとすると、多くの人は説得しようとしたり、怒ったりします。これらの言動はミランダ(偏桃体)によるもので、攻撃です。
人は攻撃されると、よりミランダ(偏桃体)が活性化して、反撃します。反撃されるとミランダ(偏桃体)が活性化して・・・と、攻撃によって問題を解決しようとすると悪循環に陥っていきます。
このことから、"やっかいな人" を相手にするときは、相手のミランダ(偏桃体) を刺激しないようにするのが重要だということがわかります。
つまり、間違いを正したり、諭したりしないということです。
本の中では、さまざまな "やっかいな人" の対処方法が書かれていますが、その基本は 「"やっかいな人" の狂った話に身を任せる」となります。
本を読むと納得できますが、このような方法をとると、"やっかいな人" のミランダ(偏桃体)が静まり、防衛や攻撃が弱まって、「いやいや、俺が言い過ぎた」といった流れになりやすいのです。
でも、これを実践するのはけっこう難しいですね。
「狂った話に身を任せる」のは怖いので、自分の中のミランダ(偏桃体)が騒ぎ始めるからです。
まずは、自分の中のミランダ(偏桃体) を制御するコツを身につける必要があります。
この本を読んでみると、私たち夫婦が揉めて離婚に突き進んでいたとき、お互いに攻撃しあい二人ともミランダ・ハイジャックの状態で正気ではなかったことが分かってきます。
また、仕事上で苦手な人が何人かいますが、この人たちの顔を思い浮かべるだけで、どこかヒリヒリした感じがするので、ミランダ(偏桃体) が騒いでいるが分かります。
このミランダ(偏桃体)の注目すると、色々となことがわかってきそうです。
