「友人が少ない・友達が増えない」でお話をした「自分には欠点があるかも」と感じるクセは、どこで習得してしまったものかを考えてみましょう。
これを知ることで、その感覚を消去しやすくなったり、それの感覚のクセが強化されるのを予防しやすくなります。
「自分には欠点があるかも」と感じるクセは、劣等感や罪悪感としても感じられるものなので、それらの解消の参考になるでしょう。
「自分には欠点があるかも」という感覚をかんがえるとき、「人が他人を攻撃する時に何をしているか」や「後悔している時に、どんな考えが浮かぶか?」考えると理解しやすくなります。
誰かに怒りを感じた時、どんなことを言いますか?
もしくは、何を言われますか?
家族や職場をイメージしながら、考えてみてください。
そのような場面では、多くの場合以下のような言葉を言い合うことになると思います。
- お前が、xx ができないせいで、迷惑している!
- お前が、xx したいせいで、迷惑している!
このようなことを言われるとイヤ~な感覚になりますね?
上の言葉は、劣等感を刺激されていますし、下の言葉は罪悪感を刺激されるからです。
これらは、それらの感覚で相手にダメージを与えて議論の主導権を握り、自分の考えを通したり、自分の都合を優先させるための戦略によるものです。
どちらの言葉も、「お前には欠点がある」と言っています。
罪悪感というのは、「倫理観がズレている」「自分を律せない」という欠点の感覚と言い換えることができます。
さて、このように攻撃されたときの言葉を何度も反芻しながら、イヤな感覚を味わうとどうなるでしょう?
これによって、「自分には欠点がるかも」という感覚のクセがついてしまうのです。
他人から攻撃によって「自分には欠点があるかも」という感覚のクセを育てないためには、以下をする必要があります。
- 他人からの攻撃に反応しない
- 攻撃された言葉を反芻しない
どちらも、自分の中で生まれる感覚に意識を向けて、しっかり観察できるようになるのがコツになります。
自分の感覚に意識をむけ観察できるようになると、感情の暴走を抑えることができるようになり、過剰に反応することを抑えることができます。
攻撃された言葉を反芻するのは、劣等感や罪悪感が蘇ってくるからです。劣等感や罪悪感の不快さの理由が欲しくなって、言葉を思い出すのです。
劣等感や罪悪感を感じた時あれこれ考えずに、感覚をしっかり観察して感じ切ると消えていき、攻撃されたときの言葉を反芻することは減っていきます。
次に、後悔している時どんなことを考えているかを考えてみましょう。
- なんで、あの時 xx できなかったんだ?
- xxさんに、悪いことをしてしまった
というようなことを考えますね?
これも、劣等感や罪悪感を刺激しますので、イヤ~な感覚になります。
この後悔を繰り返すと、「自分には欠点があるかも」という感覚がクセになります。
後悔というのは、何か目的を達成することができなかったり、何かを失って喪失感や欠乏感を感じている時、その不快さに理由が欲しくなって、上のようなことを考えることで起きます。
喪失感や欠乏感を感じた時には、あれこれ考えずにその感覚にしっかり意識をむけ味わい尽くすと消えていきます。
また、他人からの攻撃と同様に、劣等感や罪悪感が自分を責める言葉を反芻させています。
劣等感や罪悪感とも向き合って消去しましょう。
