アダルトチルドレンの方は、恐れや不安が心のベースにあります。

 

恐れや不安は不安障害につながっていきます。

不安障害というのは、強迫性障害や社交不安障害、パニック障害などの総称です。

 

レベルは様々だと思いますが、アダルトチルドレンの方には、これらの傾向を持つ人は多いようです。

 

これらを詳しく考えてみましょう。

 

 

 
不安障害

 

不安障害といっても、症状の重さはまちまちです。

 

病気と診断されるのは、生活をするのに支障をきたすレベルのことで、医学的な基準が決められているものもあります。

 

病気と診断されないレベルでも、不安障害に似た傾向がある場合、心に何かしらの問題を抱えている可能性が高く、何かの要因が重なることで病気と診断されるレベルに発展することがあります。

 

不安障害には以下が含まれます。

  • 強迫性障害
    潔癖症。何度も施錠確認をしたくなる
  • パニック障害
    突然不安や恐怖から、動悸・めまいなどにつながる
  • 社交不安障害
    人と話すのが怖い
  • 分離不安障害
    特定の人や場所から離れるのが怖い
  • その他の恐怖症
    高所恐怖・狭所恐怖・広場恐怖
    先端恐怖・動物恐怖など
    特定のものや場面への恐怖

 

 
不安のループ

 

 不安障害は、悪化しやすくなったり、改善を妨げたりする構造があります。

 

「また症状が出たらどういよう」「このまま症状が消えなければ、どうしよう」などと、自分の症状を気にしすぎると、それが新たな不安を作り出して、症状が出やすくなったり、症状が悪化しやすくなります。

 

そもそも不安障害になる人は、気にし過ぎる傾向がありますから、これらのループにハマりやすくなります。

 

 

不安障害を改善するには、無理に不安障害を無くそうとせずに、「自分はそういう人」と受け入れて、そういう自分を詳細に観察するようにします。


自分がどんな場面や物に不安を感じるかを観察して、そんの感覚をしっかり味わうと、消去の仕組みが働いて消えていきます。

 

 

 
不安のタネ

 

ある不安が別の不安に繋がる場合もあります。

 

例えば、何か家庭に問題があり不安を抱えていた人が、外出先で急に体調が悪くなると、体調の悪さと不安が結びつく場合があります。

こうなると、体調の悪さから不安が呼び起こされたり、不安から体調の悪さが呼び起こされるようになります。

そのような状況を恐れるようになると、パニック障害になります。

 

 

私は、若いころに平気だった観覧車が、子供と久しぶりに乗ったときに恐ろしくなり、椅子から降りて床にへばりついて、そんな自分に驚いたことがあります。極端な高所恐怖です。

 

営業になり、目標数字の不足や、客と約束した納期を守れない不安をいつも感じていたので、不安がクセになっているのかもしれません。

 

 
幼少期の不安

 

アダルトチルドレンの方には、幼少期の経験の中で不安を抱えている場合が多いようです。

 

例えば、以下のような不安です。

  • 置き去りや見捨てられる不安
  • 虐待や怒られる不安
  • 親の期待に応えられない不安
  • 家庭が壊れる不安
  • 家族の秘密を暴かれる不安
  • 構ってもらったり、面倒を見てもらえない不安

 

これらの不安があると、別の不安と繋がって不安障害の症状になっていく場合があります。

 

幼少期に上記のような不安を感じた経験があれば、それを思い出して、それとともに感じるネガティブな感覚をしっかり味わうと、徐々に不安が消えていき、症状の緩和されると思います。