アダルトチルドレンの方は、相反する思いが共存する状態になりやすい傾向があります。
ダブルバインドと言って、心を疲弊させます。
- 認めて欲しいけど、憎い
- ちゃんとやらなきゃ、でもやってられない
- 甘えたいけど、本音は見せられない
これらも子供のころの我慢が関係しています。
それを思い出して、しっかり感情を見つめると改善していくかもしれません。
アダルトチルドレンの方は、子供時代に我慢する場面が多かったはずです。
「かまってほしいのに、かまってもらえない」
そんな状態になっても、子供はうまく立ち回ることもできず、自分の気持ちを言葉にすることもできなかったかもしれません。
親の態度を評価することもできず、自分でも自分の気持ちをわからず、ただ現状にあわせようとします。
それが繰り返しすと、「かまって欲しい!」という感情と「ふざけんなバカ野郎!」とういう感情が蓄積され、体に(原始的な脳に)その感覚が刻まれていき、クセになっていきます。
クセになった感覚は、大人になっても色々な場面で感じるようになります。その感覚が、親ではない別に人にも向かって、強い承認欲求や嫌悪・拒否のカタチで現れてきます。
「認めて欲しいけど、憎らしい」といった相反する感覚が共存しやすくなり舞う。
「認めてほしい」つまり「仲良くなりたい」と、「憎らしい」つまり「敵対する」といった、相手との関係性が真逆の感覚が共存している状態です。
これが、ダブルバインドです。
このような感覚は、親子、恋人、上位部下のような依存関係になりやすい相手には、誰でも感じやすいもので、強いストレスがかかります。
アダルトチルドレンの人は、もともと強いダブルバインドのタネを持っているので、激しいストレスがかかります。
このダブルバインドは、心を疲弊させていきす。
自分でも仲良くなりたいのか敵対したいのかわからない状態が続くからです。
仲良くなりたいと思えば思うほど、憎らしくなる。
そして、「もっと愛いて!」「もっと認めて!」「もっと関心を持って!」「それができないお前なんか嫌いだ!」と、矛盾した考えに陥っていくのです。
対人関係療法では、親子や恋人などの関係の深い人を「重要な他者」と呼び、その「重要な他者」との関係性の分析や修正は大きなテーマになっています。
健康的な大人はダブルバインドに陥ったときに、自分の心と向き合って依存心を軽減したり、相手との建設的な会話で解決を目指します。
ですが、心が疲れて依存的になっている場合や、アダルトチルドレンの人は、このダブルバインドの片方の感覚に蓋をします。
怒りに蓋をして必要以上に従順になったり、承認欲求に蓋をして相手をトコトン攻撃します。
蓋をした方の感覚は残っていてうずきますから、それを抑え込むために、必余以上に迎合的になったり、必要以上に攻撃的になったりするのです。
しかし、片方の感覚や感情に蓋をし無視しても、その感覚が無くなったわけでなくダブルバインドの状態には変わりませんから、心は疲弊していきます。
そして、「必要以上」の従順さや攻撃は人間関係をゆがめて、新たな問題につながっていきます。
ダブルバインドを解消するためには、相反する感覚・思いそれぞれに向き合います。
まず、認識しやすい怒りについて詳しく振り返えり向き合います。怒りが落ち着くと、承認欲求も見えてきますから、それにも向き合います。
そういった取り組みの中で、以下のような感覚にも気付くと思います。
- いなくなったら困る。
- 愛されなくなった困る
- xxいてもらわなければ、困る
- 分かってくれないと、困る
これらは依存的になっている表れです。仏教的には執着にあたります。
これらの思いを見つけ、それとともに感じる感覚をしっかり味わうと、依存(執着)が軽減されます。
我慢するのではなく、しっかり向き合い味わうのが重要です。
しばらく向き合っていると、感覚がソフトになり扱いやすくなります。
これを繰り返すと、葛藤が軽減されて建設的な心の姿勢を取り戻しやすくなります。
また、子供のころに同様の感覚を感じた場面を思い出して、上記のようなワークをするとより効果的です。
子供の頃に深く刻まれたダブルバインドのクセを解消していくことになります。
子供のころに我慢したこと、つまらない思いをしこと、親からされて嫌だったことを思い出すと、ダブルバインドを感じた場面を思い出し安いと思います。
アダルトチルドレンの方は、このような場面が沢山あると思いますから、それら一つづつ向き合います。
全てに取り組まなくても、いくつか取り組むと全体的に改善するはずです。
同じ感じ方のクセに由来する言動がたくさんあるからです。
