仏教にどんな印象をお持ちでしょう?
- 死や死後の世界を教えてくれる?
- 禁欲や善行で、良い人になることを教えてくれる?
- 幸せになれる真言やお経を教えてくれる?
本質はちょっと違うようです。
実は、お釈迦様が教えてくれたのは、幸せ実現メソッドや目標実現メソッドです。
でも、「xxをすれば幸せになれる」とか「xxを考えれば幸せになれる」と教えてくれたわけではありません。
むしろ、お釈迦様は「そんな、幸せの法則など探すな。頼るな」と教えたことでしょう。
お釈迦様が教えたのは、幸せになれる心の作り方です。
お釈迦さんが直接教えた思想のことを原始仏教というのだそうです。
原始仏教は、とても合理的でわかりやすく、私が取り組む感情解放の参考になるヒントも沢山あります。
そう思えるのは、以下の本を書いた草薙 龍瞬さんの説明が上手だというのもあると思います。
私は、まだ仏教を勉強し始めたばかりですが、仏教が何を教えてくれていることを、初心者の私の理解で整理してみたいと思います。
仏教は以下のようなことを教えてくれています。
心の苦しみから解放されるために
- 心の苦しみはなぜ起こるのか?
- なぜ、人生が上手くいかないのか?
- どうすれば、苦しみから解放されるか?
自分が望む人生にするために
- 望む人生の邪魔をしているのは、何か?
- どうすれば、その邪魔から解放されるか?
- 望む人生にする指針はどのようにすれば得られるか?
- どうすれば、望む人生が実現しやすいか?
これらのことを、スピリチュアルな説明ではなく、現実世界の性質や人の心の性質についてのとらえ方と合わせて合理的に説明しています。
宗教というよりも、心理学とか心理療法のような内容です。
そして、上手くいかない原因も、人生をよりよくするのも「心の在り方」にあるとして、より良い心の在り方を育てる方法も教えています。
原始仏教(つまりお釈迦様の教え)では、「信じれば救われる」「念仏を唱えれば救わる」とは教えていません。
むしろ、「そのようなもので救われようとするから、迷い苦しむ」と教えています。
草薙 龍瞬さんの著書のなかには、お釈迦様が弟子に「私の教えに従おうとするな。自分の心と向き合え」と教えたという話もでてきます。
私が草薙 龍瞬さんの著書の中から読み取れたお釈迦様の教えを分類すると、以下のようになります。
現実と心の仕組み
- 目に見える現実の特徴
- 心の仕組みや性質
人生を邪魔したり苦しくさせるもの
- 三毒(妄想、貪欲、怒り)
- 三毒の現れ方として、慢、執着
望んだ人生を実現させるために
- 正しい考え方
- 指針としての 慈・悲・喜・捨
より良い心を作るコツ
- サティ (マインドフルネス)
これらの因果関係も明確に説明されています。
もちろん、この他にも多くのことを教えているのでしょうが、これらを知るだけでも、多くの心の問題が解決されるように感じます。
仏教では「何かを信じれば幸せになれる」「何かをすれば幸せになる」とは教えません。
「良いことをすれば天国にいける(幸せになれる)」というのは、仏教的な考え方ではありません。
ですが、「心に良い(気持ちの良い)ことをすれば幸せになれる」という当たり前のことを突き詰めていくと、社会や誰かの為を思うようになります。
「誰かのために何かをするか?」が重要ではなく、「誰かのためを考えられる心の状態か?」が重要なのです。
例えば、良好な人間関係の秘訣として、「慈悲喜捨」というものがあります。
- 慈:他人の幸せを願うこと
- 悲:他人の悲しみを理解し共感すること
- 喜:他人の喜びを理解し共感すること
- 捨:過去のわだかまりや確執をすてること
でも、これを「この教えで、人間関係が良くなる」ととらえると上手くいきません。
「こう思える心を作れば、人間関係が良くなる」というものです。
別の言い方をすると、以下のようにも言えます。
- 三毒から解放されれば、自然と慈悲喜捨が実践できる
- 慈悲喜捨を実践しようとして心が動いたとき、自分の中の三毒に気付ける
つまり、自分が幸せを感じられる心・目標を実現できる心を得るための指針であり、その状態かどうかを確認する物差しなのだと思います。



