帰宅途中
ファミマで赤鬼に会いました
節分です
会社で恵方巻きに馴染みがあるか
という話になりました
意外に食べない人が多いのに驚きました
節分と言えば…
我が家では、節分の夕飯に必ず恵方巻きが出ていました
海苔を一枚使った太巻きが、カットされずに4本でんと食卓中央に置かれます
ごん太です
家族げ揃うと
母は今年の方角は○○よと方位磁石を手に方角を指差し言います。
そして、太巻きを一本手にとる
続いて父がいる時は父が、
いない時は兄、私の順で太巻きを手にとります
良いわね?と母が言うのを合図に太巻きをがぶり
この
良いわね?は、もはや脅しです
本当の仕来りを知りませんが
我が家では一人一本、母手製のごん太巻きを、その年の方角を向きながら、無言で食べる
が、鉄則でした
私は、この地獄の行事に幼稚園年中あたりから参加させられたのですが
白飯嫌い
人参嫌い
キュウリ嫌い
言わば嫌いな食べ物がギュッと詰まった恐怖の巻き物でした
涙を流そうが嗚咽しようが
鬼と化した母は目で
食えっと圧力をかけてきます
我が家は全員が食べ終わるまで
席を立ってはいけない
テレビも見てはいけないという普段からのルールがありましたから
私が分速5ミリで太巻きを食べる横で
兄は貧乏揺すりを始め
兄までもが徐々に鬼に…
観たいテレビがあるんだけど
冷たく言い放ちます
するとすかさず母が
机をコンコンッ!!と叩き、無言で、おだまり!と兄に目で訴えます
ものすごい迫力です
こうして毎年1時間以上かけて
泣きながら恐怖の巻き物を呑み込んでいました
そして、数年後の小学2年の夏
私に奇跡が訪れます
アメリカに転勤…
そう、私は小2の冬から巻き物から解放されたのでした
今思うと
幼稚園児に太巻き一本は、量的無理があったような…
成人した今でさえ、さすがに一本は食べられません
それに…
私が恵方巻きを食べていた時無言だったのは、母だけでした
私はもう食べられないよ、辛いよと泣きながら訴えていましたが
それを無言で制す母
あの行事に何か効果はあったのでしょうか
ゆえに
オーソドックスな恵方巻きは
いまだに苦手です