君の誕生日がくるたびに
私は君を哀しく抱きしめる
とても小さな犬の君は
病気がちで
ただでさえ人より
数倍の速さで年を
とっていくというのに
薬を手放せない
君とのお別れが
怖くて仕方がない
親と引き裂かれた君を
私は生涯連れ添うと
決めたんだ
小さな世界しか
味合わせてあげられず
たまに幸せなのか不安になるけれど
幸せそうに尻尾を振って
食事とお散歩の時間
一緒にいられる時間を
1番に待ち望んで
いつだって
ぴったり寄り添って
私が他のことに夢中に
なっていたって
「ただあなたが
側にいてくれさえすれば、
僕は安心して眠れるのです」
そんな姿で
気持ち良さそうに寝息をたてる
愛情表現も
愛することも
苦手な私でも
あなただけは
特別で
まだまだ先であろうことなのに
一緒にいられることが
当たり前で幸せすぎて
想像ばかりしてしまう