冬 | ここは

ここは

あたりまえだったこと達が
あたりまえではなくなった時

冬空に溢れるほどの星たちが
待っててくれるなら


長い夜を少しは
好きになれるかもしれない


郊外に現る冬の星は
遠く儚く
心細さを際立たせる


今は聞こえる虫の音も
静寂の地に吸い込まれてしまう


あまりに短い生の時間


生を感じられぬ孤独の夜


今冬の気配に
逃げ惑う