香朝から焚き続けてた 菊花線香が 小さな音をたて 形を少し残したまま 今夏分の灰の中へと 落ちてった 灰の中でも なお煙を吐き出して 燃え尽きるまで 燻り続けようとし続けた 硝子の棒でつついたら 消えるどころか 怒ったみたいに赤みを増した 水を垂らしたら 短く叫び 多量の煙を吐き出して 形をなくした粉となった