廻 | ここは

ここは

あたりまえだったこと達が
あたりまえではなくなった時

庭にいた


ドアが開く音で



私は
君のもとに姿を見せる



探してた君を
不格好な笑顔でお見送り






感情が逆転した瞬間





いつもそう

負の感情は
口にさえしなければ
やがて薄まる




弱音を吐きながら

朝が苦手な君が
浅い眠りから
目覚まし無しに起きるんだ



鉢植えから
大地におろされた時から
君は地に根付けないでいる




そんな君のやすらぎは
いつでも
私の腕の中だという




宙ぶらりんの感情が
まだ大地に根付けぬそんな君を

拾い上げてしまうんだ



プランターに戻し

水をやり
肥料をやり
風除けを立てる



君は


水で潤い
肥料で肥え
風にも当たらず
すくすく育つ



そしてまた
私は君を大地に帰す



根付くことを忘れ
ひとりぼっちになった君は




また来るであろう迎えを
待ち続ける





そしてまた繰り返される