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ダンサーのための筋肉ケアトレーナー
🌹Manaです。
“フォロー”というものの理解があります。
バレエ暦はあっても社交ダンス歴はまだ浅い私には、まだまだ分からないこと、できないことばかりなのです。
バランス、音の取り方、二人で踊るルールへの理解と技術、バレエと違って、試行錯誤ばかりです。
社交ダンスでは、
男性は二人の動きや形を身体を使って提示してくれて、これをリードと呼びます。
それに対して、二人で踊っていくために女性がリードに反応することをフォローといいます。
例えば、そのリードによる提示を感じ取って動く、もしくは、半自動的に動かされたり、ホールドがはまっていればついていけたりもします。
ただ、これが、“ 感じる ”、“ 呼吸を合わせる ”、など、形あるものではなかったり、
もしくは、全て(引き上げ、ホールド、重心、ひねり、スウェイ、フットワーク、音楽に対して相手と同じレベルになるよう反応する)を含んでいたり、
とにかく、捉えどころのないものなのです。
上手くいく時、何がどうなってできているのか、それを再現するには具体的にどうするのか、というのは、本当に果てしない問いで。
しかも、意識してやるというより、無意識領域のトレーニングに近い。
練習として、ホールドのみにフォーカスして上手くいく時もあれば、
引き上げを意識したらはまることもあれば、
右手の小指側を意識したらついていけたり、、、
一つずつの要素を取りだして練習したりしながら、全体的にすべてを含めてできるように階段を登っていくイメージです。
その過程で、もっとも苦しく、悩んだパターンがこれ。
♀:合わせてる!
♂:合わせてない!
♀:合わせようとしてる!
♂:それは本来やってほしい合わせるじゃない!
♀:その、やってほしい合わせるが、分からないんだってば!!!具体的に説明して!!(言語化できる以上のことと知りながらの無茶ぶり)
上手くいってる時は問題ないんです。ホールドも噛み合って、相手のリードも感じようと意識しなくても勝手に動ける感じ。
ところが、新しい課題に取り組み出したり、普段の問題点を深く探求し改善する段階の時、
ほどよく細かく神経を研ぎ澄ますのはいいけれど、できないことが続くと、
事件がやってくるのです。
まずもって、ホールドが組めない!はまらない。
♀:ホールドがはまらないからリードが見えない
本来やりたい練習はおろか、一歩目から踊れない 焦る、どんどん、神経質になり、相手の部分しか感じられず視野がせまくなる。
重い空気にますます焦り、引き上げも弱くなり、頭の中はパニックに。
こんなのを何年間か、繰り返してきました。なんならこれからもまだあるでしょう。
センシティブに神経質になりすぎてしまい、視野が狭くなり、色んな情報の中の一部しかフォーカスできなくなることが主な失敗パターン。
そして、そう分かっていても、戻れない。
悔しい、苦しい、なんで??また??
でも、今週の木曜日、謎が解けたんです。
合わせる、合わせてない問題の原因と、解決方法
いつも同じパターンで苦しいから絶対解決したい!!と私が言って、
ホワイトボードで、とことん二人で話していたら行き着いた捉え方。
ややこしいかもしれないけど、誰かの参考になったら嬉しいし、同じ悩みがある人もいるかもしれないから、説明してみますね!
まず、踊りを、フォローの状態が違う3つに分けました。
① I(私)に集中の踊り
相手が見えていない。もしくは、意識しているようで余裕がなく自分に意識が行っている状態。
名付けて、
好き勝手、自己中心的な女!!良く言えば自分を持っている女(一人で踊り表現するバレエではここで踊って良い)
→合わせていないと言われる!
② Weの踊り(I と You どちらも含んで理想のバランスでgood)
名付けて、
自分もあって自立しつつ、相手に寄り添える余裕のある女
→合わせてくれていると言われる
→ホールドや動きがはまり安心感のある場所
→自分も好きに踊っている感覚があり楽しい
③ You(あなた)に集中の踊り
全集中でリードを感じようと必死!!
名付けて、
あなたが全て。尽くしすぎる女
→結果、合わせてくれないと言われる!めちゃくちゃ合わせてるつもりなのに!!
原因は、相手に合わせようと集中するほど、自分(引き上げ、ホールド等)が無意識に弱くなるから。相手の全体ではなく、左右の手のひら、とか一部だけしか見れなくなってしまうから。全体を見てるつもりなのに!
②Weの踊り、は、問題無く上手くいってる時。無意識に自分への意識と相手への意識のバランスが良い状態。いつもここで踊れるようになって、もっと二人ともがいつも思いっきり踊れるところを目指す!安心していつも音楽とリードを楽しみたい!
そして、
ひとたび上手くいかなくて、ホールドがガタガタになる時は、
私が①か、③になっている時。
特に、上手くいかない時、もっと集中して感じなくては、と、丁寧に、一つももらさず感じようとしてしまう時は、③になる。
前にこう言われたからここ気をつけなくちゃ、と考えて動いてしまう時は、①になりがち。
で、私がよくカチンときてしまったのは、
③合わせすぎる女になってしまった時。
自分としては、めちゃくちゃ二人で踊ろう、呼吸を合わせよう、相手を感じよう、と懇親のフォローをしているにも関わらず、
全然合わせてない、自分勝手に踊っている、
と言われる時!!!!
しかも、毎回混乱したのは、こうなった時に、もう知らない!私は音楽を表現する!!バレエ踊ろうって、自分勝手に踊ってみたら、
今のは、めちゃくちゃ合わせてくれた!!と言われること。
頑張って合わせたら、合わせてくれないと言われ、
相手無視して自分の世界で好きに踊ると、たいてい、合わせてくれている!と言われる矛盾!!!
これに、長年混乱し、苦しみました。
ですが、ようやくからくりが理解できたんです。
“ 合わせてない ”と言われる言葉のイメージに引っ張られ誤解してしまっていたのですが、
③の相手に全集中している時は、自分がない状態。
根無し草のようにフラフラと、軸がなく、立ててない時。相手のリードの通りに動いているつもりが、気づいたらポジションもぐちゃぐちゃに。自分のホールドが弱いから、正しくリードも受け取れない。
この時に、合わせてない!と言われた私は、もっと合わせなきゃ!と、さらに相手に集中していこうとします。そして、さらに弱くなる
でも、③の私に必要なのは、自分で踊る、I(私)の要素だったのです。
だから、ふんっ!と自分の世界で踊ったら、Youだけだった女に、Iの要素が足されて、ちょうどよくWeの踊りになり、
結果、合わせてくれた!と言われるのだ、と分かったのです。
③の状態になっていて、合わせてくれない!!と言われる場合は、ある程度自分が踊る!という意識を足して良いということ。(私の場合)
ただ、それをやりすぎると、今度は、Iの踊りになってしまい、また、リード無視した踊りになってしまうのですが、、、
①好き勝手自己中心的な女
↓ +相手への意識
②自立しつつ相手に寄り添える余裕のある女
↑ +自分で踊る意識
③あなたが全て。合わせすぎる女
基本的に、上手くいかないことが続いて自信がなくなってくると、③になりがちなので、
そこで、合わせにいく方向でなんとかしようとするのではなく、
むしろ、自分らしく踊る!イメージで自分を取り戻すことをすればいい。相手への意識を残しつつ。
と、理解できたんです。
ただ、これも感覚の問題だから、やりすぎれば①の女へ転がっていくし、
その境界線を今後見極められるように練習していけばいいね、という結論になりました。
種をまいたまけだけだから、気長に!と念を押され、、
明日は練習です。
混沌でもがいていた不安要素に光が差して、練習が楽しみであります。それがどれだけ嬉しいことか。
分かる→できる までにまた時間はかかるかもしれないけれど、
トライトライです
皆さん、リード&フォロー上手くいかない時は、①③パターンになったりしますか(笑)??私だけかな。
フォローって、際限なく探求し続けていくもので、めげる時もあるけど、楽しいものですね
今まで通過してきた、フォローの世界。まだ見ぬ世界のほうがず~~っと広がっている。
色んな視点から、色んなアプローチでやってきて、レベルとともにやり方も変わっていくけど、どれも、大切な財産。きっと、人それぞれの積み重ねから産まれたその人なりのフォローがあるんだろうな。
面白いですね。
それでは、また