人は、生きていく時に常に前向きに、常に目的をもって生きるべきである
と思い込んでいたら、あるいはそう言われていたらどうだろう?
前向きになれない時、目的を見失った時に、
その状態である事に、落ち込むかもしれない。
そして、この無駄な落ち込みが
本来の自己を見失う事になっていることに気づかない。
では、どうすればいいのだろう?
先ず、前向きになれていない自分、目的を今見失っている自分、
ただそれだけを受け入れればいいのだと思う。
自己を責める必要はない。
ただ、今ここの自己を感じればいい。
本来の自己は悩みの中にあるわけではない。
本来の自己は、悩みを眺めているところにいる。
悩みがないことが悟りではなく、悩みを眺める自己を感じることが悟りへの道なのだと思う。