服部みれいさんインタビュー「手帖の使い方」 | あたらしい自分になる手帖ブログ

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浄化のガイドブックとして大好評のエッセイが手帖に


11月が近づいてきましたね。
もうすでに『あたらしい自分になる手帖』をお持ちの方は、
どんなふうに使おうか、考えていらっしゃるころでしょうか。
計画を立てる時間もまた、たのしいものですよね。

今週は、服部みれいさんインタビューの最終回。
手帖の使い方について、お話を伺ってきました。

***


◎想像を超えるような、あたらしい自分と出会う


編集N 毎年お聞きしていますが、2014年はどんなふうにこの手帖を使おうと思っていらっしゃいますか?

服部 「自分の中にきらめくような星を感じて」というサブタイトルのとおり、わたしもひらめきだったり、気づきだったりを記録する手帖にしたいな、と思っています。「あっ」と思っても、忘れちゃうようなことってありますよね。


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編集N 頭から消えちゃうんですよね。でも、それがけっこう大事なことだったりして。

服部 そう! それを消える前にパッと書く。そういう使い方をしたいですね。わたし自身も、もっと気づきを深めていきたいし。たとえばなにか問題が起こったときに、「あ~、もうなんかやだ」とか「なんでこんなこと人からいわれるんだろう」といったふうに、単純に反応してしまうことってありますよね。

編集N しょっちゅう(笑)

服部 それを、ホ・オポノポノの考え方にならって「これは何の記憶が表れているんだろう」と考えてみるとか、「冷えとりでいうとこれは毒出しだな」と立ち止まって考えてみたりする。

編集N そうすると、「あ、これはこういうことだったのかも」という気づきがありますよね。

服部 そうそう。あと、本を読んだりして「これはいいフレーズだな」と思うこともありますよね。そういった気づきを深めて、記していきたいですね、2014年は。わたし自身いま、自分が大きな変わり目にいるのを感じていて。次のステップに成長するような気づきを、自分で自分に教えてあげたいかな。それには、ちょっと手を動かさないといけない気がするんです。

編集N 手帖に書きとめたり。

服部 そう。やっぱり自分と向き合うことが必要ですし。常に常に自分がどうしたいか、どうありたいか、どんな自分でいたいかっていうのをふりかえる手帖にしたいです。わたしもまだ、それがちゃんとできていないから。

編集N いえいえ、そんな。

服部 いや、ほんとうに。この手帖をつくっているからって、自分がそこに書かれた内容をできているというわけじゃないですから(笑)。 わたしもみなさんと同じで、この手帖を活用しながら成長していきたいんです。

編集N 自分で問題集をつくって、その問題を自分も解く、みたいな。

服部 よく、あたらしくなる過程を旅に例えるんだけど、それはもう、死ぬまで延々と続く旅みたいなものなんですよね。わたしももっとあたらしくなるために、この手帖を使いたいな、と思って。

編集N 絶えずあたらしい出来事は起きますものね。

服部 そう。自分が成長させてもらったら、成長した自分に見合うなにかがまた起こるものなんです。そういうふうにあたらしく自分の目の前に現れてくるいろいろな課題や、おもしろいことによって、気づきを深めて、進化したいですし、そうやって、自分では想像もできないような自分に出会ってみたいですよね。1年後は思いもよらない状態になっているかもしれないし、全然違うところに住んでいるかもしれない。だって、わたし、1年前は自分が結婚するなんて、思っていませんでしたから。

編集N ほんとうに。電撃結婚でした。

服部 まだ、夫に出会ってもいないですからね。1年前の今日は。それがいまは、一緒にものをつくったり、結婚生活を送ったりしている。ほんとうに人生って、なにが起こるかわからないと思います。

編集N 結婚に転職に引っ越し……いろいろな変わり目がありますよね。

服部 読者の方も、転職なさるかもしれないし、ビックリするようないいことが起こるのかもしれない。ただ、ひとついえるのは、それは日々の延長線上だということなんですよね。自分で、勇気を持って自分のことを決める。その積み重ねが、あたらしい自分をつくっていくんです。そのための練習をこの手帖でできるといいですよね。練習だから、なにを書いたっていいんだし。

編集N 別に人に読ませるものじゃないから。

服部 そう。だから「今年は朗らかに過ごすぞ」と思っても、そうできない日があっていいんです。

編集N そうですよね。

服部 でも、決めないよりは決めたほうがいいと思う。できる/できないかはともかく。一回決めると、やるかやらないかにつながると思います。



◎大切なのは、やってみること

編集N やるかやらないかといえば、「できないんだったらやる意味がない」ということをいう人もいますよね。

服部 それは、ずいぶんネガティブですね。

編集N はい……。

服部 そういうことじゃないですよね。達成感につながるから、結果もときには大事なんだけど、やっぱり経験そのものに意味があるわけで。せっかくやったのに台無しになったら喪失感のほうが大きいですけど、でも、そういってやらないのは、もっともったいないですよね。

編集N なにもしない時間がもったいないですよね。なにもしないよりはしたほうが絶対……。

服部 いいと思います。ちょっと考えてみていただきたいんですが、100年後は、ほとんど誰も肉体がないんですよ。Nさんもこの世にいないし、わたしもいない。じゃあ、こうやって一生懸命手帖をつくったり、インタビューをしたりしているのが無駄かっていったら、そんなことはないですよね?

編集N そうですよね。

服部 みんなこの世を、いろんな感情を味わうために生まれてきているそうなんです。泣いたり笑ったり、ありとあらゆる感情を体験しに、こうやって生まれてきている。できるかできないかじゃなくて、それも含めていろいろな感情を味わうことに意味があるんだから、気楽に楽しめばいいと思います。肉体がなくなったら、今のような感情は持てなくなるみたいですし。みんなプレイみたいなものだとつくづく思うんですよね。

編集N プレイ(笑)

服部 そう。プレイ。体験を味わうんです。せっかく映画館に入って映画を見ているんだったら、その映画にのめりこんでたのしめばいいのに、って思いませんか?

編集N 「意味がある/ない」というのは、すごくナンセンスな話だっていうことですね。

服部 そうですね。「正しい/正しくない」もそう。とにかく目の前のことを一生懸命やることが大事なんだと思います。誰かのことを好きなら、一生懸命愛したらいいし、仕事も一生懸命やればいい。そこで「わあ、わたしはこれができなかった」とか、「これはうまくいった!」とか、いろいろな体験を重ねたらいいんじゃないかな。悔し泣きするようなこともあるかもしれないけれど、それそのものが生きているってことでしょう?

編集N そうですね。

服部 といっても、苦しむのがいいとも思ってないんですよ。ただ、すべてが必要な体験だというだけだから、物事の表面を見て深刻になったり、自暴自棄になったりするのではなく、どこかで引いた目線を持って、気楽にやれたらいいですよね。

編集N いいことも、つらいことも、ただあるがままの状態をたのしんで生きていくということですね。

服部 なにか問題が起きると「もうやだ!」と感情的になったり、周囲のせいにしたくなったりしますけど、結局は、自分が世界をどう見るかがすべてなんだと思うんです。その問題から自分自身の思考パターンや傾向に気づけたら、あたらしい自分への一歩につながりますよね。

編集N 反省したり、工夫したり。

服部 あとは、そういう思考パターンを手放して、自分を解放するとか。そのために自分をちゃんと点検するとか、自分を知ることが大事になってくるわけです。

編集N 先日のインタビューで、少しの時間でもいいから、定期的に自分を見つめて、ふりかえる機会が必要とおっしゃっていましたが、それがここにつながるんですね。

服部 そう、「あたらしい自分」というものは人それぞれで、絶対的な答えがこの手帖に書かれているわけではないですよね。それは自分で見つけていくものだと思います。この手帖では、そこに至るまでの道中で起こるいろいろなことを味わい、たのしみながら、自分らしく旅を続けるためのヒントを感じ取ってもらえたら、と思っています。その伴走役をさせていただくというか。

編集N 最終的には、自分自身でつくりあげていく手帖ということですね。

服部 はい。そのヒントを受けて、なにをするか決めるのも、やるのも自分ですから。まずはやってみることから、スタートするんです。100人いれば100通りの手帖になる、それがこの手帖なんだと思います。


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***

毎年、この手帖インタビューは
思いがけず深い内容になったりするのですが、
今回「体験を味わう」というお話が、とても印象に残りました。

毎日、いろいろなことが起こりますが、
表面的に見て一喜一憂するのではなく、
すべてを、自分を知るためのヒントととらえて、
いまを生きることに集中していきたいな、と心から思いました。

手帖をどんなふうに使うかを考えることは、
2014年をどんなふうに過ごすかにも、つながってくるはず。
ぜひ、みなさんも、思いを巡らせてみてくださいね。

次週からは、今年の手帖の特集にクローズアップして
わたしの体験記をお送りしようと思います。

***

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