どうして、子どもに熱心に教育することが悪いのでしょうか?

そもそも、特に現代の日本は、超競争社会

のんびりしていたら、すぐに置いていかれるし、

 

有名大学に入らないと、職業選択の自由も保障されません。

「だからこそ、少しでも早くから、たくさんの塾や習い事をさせて、

 

子どもの能力を最大限に伸ばそうとすることの何が問題なのか?」

 

という声が聞こえてきそうですね。

確かにそうですよね。

子どもを教育し、世の中で生き抜く力を身に付けさせることは、

 

とても大切だと私も思います。

では、【教育熱心】と【教育虐待】は、

 

どこが違うのでしょうか?

それは、ズバリ上差し

子どもの意思や気持ちを尊重し、

 

適切なタイミングで、

 

親が子どもに「同意」を取っているかどうかです!

例えば、スポーツを例に取ってみましょう。

子どもがテニスをしたいと言い出したので、テニススクールに通わせました

テニスの動きや打ち込む時の感覚、試合のルールなどが楽しくて、

 

子どもも頑張り、良い成績を上げるようになりました

でも途中で、一人で行うスポーツよりも団体で行うスポーツに魅力を感じ、

 

他のスポーツスクールに移りたいと言い出しました

(この場合の経済的な負担は、どちらも同じだと仮定します)

親は、せっかく頭角を表してきたのに、もったいないと子どもを説得しますが、

 

子どもの意思は硬そうです。

このようなケースの場合、あなたならどうしますか?
 

【教育虐待】の親の場合は、

一度決めたことはやり通すのが一番大事だと子どもに言い聞かせます。

 

そして、親の希望を一方的に押しつけ、嫌がる子どもの意思は無視します。


一方、【教育熱心】な親の場合は、

子どもが「どうして今のスポーツをやめてまで団体スポーツを望んでいるのか?」


「希望しているスポーツのどんなところに魅力を感じているのか?」など、


子どもとディスカッションをしてお互いの落としどころを見つけ、

 

最後に子どもに「同意」を取って子どもの本気度を確認します。

 

【教育熱心】な親の場合は、

 

最終的に子どもが決めてチャレンジがスタートするので、

 

楽しいですし、やる気も出ます。

もしも、やってみて思っていたのと違う場合でも

子ども自身が工夫し、納得のいくやり方を見つけようとするでしょう。

親子で信頼関係ができているので、失敗しても相談しやすいですし、

不安や孤独で落ち込むことは少ないと思います。



アメリカの子ども達は、幼い頃からいろんなスポーツを経験し、

 

自分に合ったスポーツを見つける習慣があるそうです。

一つのスポーツに早くから固執しないという柔軟な考え方なら、

 

子どもにスポーツの楽しさを教えてあげられます

子ども自身が、どうしてもこのスポーツを続けたいと望んだのであれば、

 

続ければいいだけのことです。

無理矢理やるスポーツは、

 

つらくて苦しいだけ

無理をすれば、心や身体が悲鳴をあげて、

 

怪我や病気になるだけです。

 

 

  何よりも大事なことは、

 

親が子どもに「同意」を取り、

 

親子の信頼関係を壊さないことだと思います。

勉強でもスポーツでも、子どもが面白い、楽しいと思えば、

 

成績は自ずと上がっていきます。

親御さんからよく聞く言葉が、

 

「将来お金にならないことに一所懸命になるなんてバカみたい」です。

何が職業になるかなんてわからない時代。

職業にすることに固執し過ぎると、

 

子どもの中に眠っている才能が開花する機会を失うことになるかもしれませんよ。

もったいないですよね。

世界で大成功している人たちは

 

意外と子どもの頃の成績は中くらいだったと言います。

運をつかんだ人たちは、

 

人とのつながりに恵まれた人たちだそうです。

あまりにも早い時点で天才の人は

 

天才過ぎてなかなか友達ができず、

 

孤独になりやすいのではないでしょうか?

子どもの頃に、あまりにも孤独だと、

 

そもそも人生楽しくありません



社会人の親御さん!

子どもの頃の想い出が、

 

人生の宝物だったと気づくのは、

 

大人になってからではありませんか?


我が子から、そんな素晴らしい想い出を

 

奪ってはいけませんよね
 

高齢になると、直近の記憶から少しずつ消滅していきます。

最後に残る記憶は、子ども時代の記憶です。

その記憶が、その子にとって「楽しかった」と呼べるものであって欲しいですよね。

我が子が元気になって、

 

エネルギー全開になれば、

 

なんだってできるはずだと思いませんか?

我が子の楽しそうな笑顔が、

 

親御さんの最高の宝物ではないかと私は思います。
 

 

 

HP:心理カウンセリング セルフリスペクト

 

カウンセリングメニュー&ご予約はこちらから。

 

友だち追加