2024年3月4日に、
「まる子」の声を担当していたTARAKOさん(当時63歳)が逝去されました。
声優だけでなく、ナレーター、女優、タレント、
シンガーソングライター、脚本家、エッセイストなど、
多岐にわたってご活躍されていました。
TARAKOさん、ありがとうございます。
そして、ご冥福をお祈り申し上げます。
「ちびまる子ちゃん」は、どんな世代が観ているのか気になって、
ネットで調べてみました。
その結果、19歳以下の視聴者割合が多いが、
60歳以上の層も10%観ているそうです。
ちなみに、60歳以上の視聴者割合が10%を超えているのは、
総視聴者数トップ3(サザエ、コナン、まる子)だけだそうです。
「サザエさん」は、今の時代とはかなり違ってきているけれど、
「ちびまる子ちゃん」は、学校での個性あふれる友だちとのやり取りが面白い!!
ザっ!多様性!
たびたび出てくる昭和時代を想い出させるエンタメやイベント、
当時の社会規範、家族関係などの身近な話題が、
実生活とリンクして、いろんなことを考えさせられます。
「まる子」を通して、子どもの頃に戻って再体験したり、
子どもってこんなことを考えているんだなぁと気づかされたり…。
現実生活に近いからこそ、
家族みんなで観て、共有できるアニメなんだなぁと思います。
父親は、「まる子」の父「ひろし」を、
母親は、「まる子」の母「すみれ」を、
姉は、「まる子」の姉「さきこ」を、
祖父は、「まる子」の祖父「ともぞう」を、
祖母は、「まる子」の祖母「こたけ」を、
そして、もちろん、「まるちゃん」こと「ももこ」を、
自分自身と重ね合わせて観ているのでしょう。
「まるちゃん」は、面白いことが大好きで好奇心旺盛。
めんどくさがりで、お調子者だけど、
困っている人を見ると助けてあげたくなるし、
母親に怒られながらも、祖父の「ともぞう」に助けてもらいながら、
「まる子」なりに、一生懸命明るく元気に生きています。
現在の生活と全く異なる世界観がテーマのアニメもとても魅力的ですが、
「まる子」の家庭の中で繰り広げられる、子どもならではの感覚や世界観は、
子どもや大人が自分自身を見つめ直す大切な時間だと感じます。
あぁ、子どもって、そう考えるんだ
あぁ、子どもって、そんな風に感じるんだ
あぁ、子どもって、そう受け取るんだ
あぁ、大人って、そう考えるんだ
あぁ、大人って、そんな風に感じるんだ
あぁ、大人って、そう受け取るんだ
そして、お互いに改めて見つめ直せれば、
きっと楽しい家族になれるような気がします。
「ちびまる子ちゃん」の番組が続いているのは、
そこから生まれる新たな発見や、感動的な場面が、
観る人の心をほっこりと温かくするからなのでしょう。
きっと、TARAKOさんも、
天国で私たちを見守ってくれているに違いありません。
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