はじめまして。心理カウンセラーの 高緑ひろみ です。
 主にアダルトチルドレンの方の心理カウンセリングを行っています。

 アダルトチルドレンとは、子どもの生育に悪影響を与える機能不全家族のもとで育ち、成長してもなお、精神的にその影響を受け続ける人々のことです。

 あなたが何故かわからないけど上手くいかないなぁとか、生きづらいなぁと感じているなら、もしかしてアダルトチルドレンかもしれません。
 

 

 ちょっとお堅い話題ですが、実は私たちの人生にとても密接な関係があり、大きな影響力があることなので、お知らせしたいと思います。

 憲法改正をする時の流れは、下記のとおりです。


<日本国憲法改正の手順>

1. 日本国憲法改正案の提出


改正案は、国会議員(衆議院100人以上、参議院50人以上)の賛成により憲法改正案の原案が発議され、衆議院および参議院において、それぞれの憲法審査会で審査された後に、憲法改正案が本会議に提出されます。


2. 国会での議決


憲法改正案が国会に提出された後に、憲法改正が発議されるためには、衆議院・参議院において、それぞれの本会議で3分の2以上の賛成が必要です。
3分の2以上の賛成で可決された場合は、国会が憲法改正の発議を行い、国民に提案したものとします。
なお、憲法の改正箇所が複数ある場合は、内容において関連する事項ごとに区分して発議されます。


3. 国民投票期日の決定


国民投票は、憲法改正の発議をした日から起算して、60日以後180日以内において、国会の議決した期日に行われます。


4. 広報・周知


憲法改正の発議後に、国会議員の中から選任された委員でつくる「国民投票広報協議会」が設置されます。
この協議会は、賛否の意見を含めどのような改正が行われようとしているかの公報を作成し、国民投票の前に国民に配布します。
また、テレビ放送や、新聞広告でも広く周知することになっています。


5. 国民投票運動

憲法改正案に対して、賛成または反対の投票を「するよう」または「しないよう」勧誘することを「国民投票運動」といいます。
政党やその他の団体、マスコミ、個人などが、一定のルールのもとに行います。
 


6. 国民投票


「憲法改正案」の投票は、「改正案」ごとに、それぞれ1人1票で投票できます。
「改正案」が2つの場合は、それぞれに1票ずつ、計2票の賛否を投票することになります。
投票用紙にはあらかじめ、賛成・反対の文字が印刷されていて、いずれかを丸で囲み、投票所の投票箱に投函します。


7. 開票

開票は、原則として選挙と同様の手続きで行われます。
投票用紙が白紙のものや、賛成・反対の両方の文字が丸で囲まれたものは無効となります。


8. 結果の告示


開票の結果が出たら、すぐに有効投票総数や賛成投票数、反対投票数などが官報で告示されます。
そして「賛成」が有効投票総数の過半数の場合には、改正が国民から承認されたことになり、総理大臣はすぐに手続きを行い、天皇が国民の名において改正された憲法を公布することになります。


9. 天皇の裁可


国民投票での承認後、改正案は天皇の裁可を受け、施行されます。


以上が、日本国憲法改正の手順になります。

 

 

 現在では、憲法の改正に積極的な政党と、少なくとも積極的に議論をしていこうという政党を合わせると、憲法改正に必要な衆参両院の発議の手続きをとることができる状況になってきています。

 しかしながら、憲法はとても専門性が高く、専門家以外では理解が難しいのが一般的です。

 そのため、憲法や法律に詳しい弁護士などの専門家の意見を参考に、日頃から自分の考えをめぐらせて、国民投票に備えておくことが大切だと思います。

 国会が憲法改正を発議してから、最短で60日しか改正案を検討する時間がありません。

 その間、マスコミなどにより様々な「国民投票運動」が展開され、良い意味でも悪い意味でも社会的なマインドコントロールの活動が、猛烈な嵐のように巻き起こるでしょう。

 その嵐に巻き込まれないようにするためにも、日頃から少しずつ考えをまとめておくことが必要ですね。

 日本国憲法は、国民が権力者たちを縛る、最も重要なものです。

 私たちを縛る法律をつくる上で、最も重要なものでもあります。

 日本国憲法は、日本という国のあり方そのものです。

 現行の憲法を改正すれば、私たちの暮らしが大きく変化することを肝に銘じて、国民投票に望まなければなりません。

 そもそも、三権分立といえども、今でも立法は他の司法や行政に比べて大きな権力を持っています。

 総理大臣は、最高裁判所の長官や行政の各省庁の大臣を任命できるのですから、司法や行政が立法の総理大臣を忖度するのは、当然と言えば当然ですよね。

 憲法を改正しなくても、憲法解釈で法律がつくれるのであれば、その方が良いのではないかと思ったりします。

 第二次世界大戦の敗戦を教訓に、天皇を中心とした限られた人たちによる中央集権体制や、家(家柄)を中心とした家族のあり方を変え、国民一人ひとり(個人)を尊重することにフォーカスした現行憲法。

 その素晴らしい現行憲法のあり方は残しつつ、現代に合ったより良いものに変わっていけばいいなと思う今日この頃です。


【参考資料】
“国民投票の仕組|国会.” 総務省,https://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/kokkai.html.Accessed 6 May 2023.

 


“会派名及び会派別所属議員数.” 衆議院,

 


“会派別所属議員数:参議院.” 参議院, 23 January 2023, https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/211/giinsu.htm. Accessed 6 May 2023.

 

 

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