トレードで勝つ為の最後のピース | りょーたのブログ

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<久々の相場>

 

ここ最近は、一人暮らしを始めた。

 

初めての一人暮らしだったので、なかなかトレードに集中出来なかった。

 

その為、やっと久々にトレードに集中できる環境になったと過去検証をやってみると、全然勝てなくて驚いた。

 

そもそも、トレードで勝てる見通しが出来たから一人暮らしを始めたわけで、にも関わらず全然勝てない。

 

流石に、ショックを受け焦りを感じた。

 

どうせトレードで稼げると思っていたので、恐らく100万は生活の準備に注ぎ込んだ。

 

更には、ここ1年はトレードに集中していたので、完全にナスダックの上昇や日本株の上昇に乗り逃している。

 

ただ、正直に言えば、昨年の10月だったか、11月だったかに勝てるコツを掴んだ時は、少し無理をして勝っている気がした。

 

無駄なトレードをして感情が揺さぶられ、また無駄なトレードをしてという悪循環に陥れば、勝てなくなる。

 

そして、この無駄なトレードをしないというのが非常に難しいのだ。

 

 

 

 

 

<最強のテクニカル>

 

そこで、一度立ち止まって基本に立ち返ってみた。

 

そもそも、相場におけるテクニカル的な優位性は何か。

 

それは、当然の話だが相場参加者の意識だ。

 

では、相場で最も相場参加者に意識されているテクニカルは何か。

 

当然だが、よく俺の秘密のインジケータや、私のとっておきのRSIなんかは全く意識されてない。

 

相場において、最も本質的で意識されているテクニカルは、「ライン」だ。

 

特に、「水平線」が最も意識されている。

 

水平線こそ、最強のテクニカルだ。

 

だが、俺はその最強のテクニカルである水平線を軽視していた節があった。

 

理由は、フォレックステスターの水平線を引くのがかなり手間で、一度水平線なんて全然効かねえじゃねえかと思った後、あまり意識しないようになってしまったのだ。

 

また、フォレックステスターのチャートは、tradingviewのチャートほど見やすいわけではない。

 

要は、面倒くさい、というあまりにも非合理的な理由だ。

 

 

では、何に頼ってトレードしていたかといえば、MAの収束から拡散手法である。

 

<MAの収束から拡散>

 

MAの収束から拡散手法も、非常に合理的なツールだ。

 

下位足のMAが上位足のMAに収束した後、上位足方向にエントリーする。

 

エントリーポイントは、下位足のトレーダーの損切り注文が溜まっているポイントである。

 

なぜこれが合理的で非常に優秀なツールであるかといえば、

 

これは下位足のトレーダーと、上位足の後乗りトレーダーを養分にする手法であるからだ。

 

例えば、上位足MAがガンガンに上向きで、下位足MAが上位足MAに対して収束しているとする。

 

この時、上位足の時間軸で相場を観察しているトレーダーは当然今か今かと押し目買いしてやろうと待ち構えている。

一方下位足の時間軸で相場を観察しているトレーダーは、その下位足方向、つまり戻り売りを行なっている最中である。

 

この時、下位足MAが上位足MAに対し十分収束しきった後、下位足トレーダーが損切りや手仕舞いの買い注文を入れるところに、買いの逆指値を設定しておけば、下位足トレーダーの損切りを巻き込んで強く上昇する事になる。

 

そして、その上昇を見た上位足のトレーダーが、よしきたと、押し目買いを始める。

 

結果、下位足トレーダーの損切りと手仕舞いの買い注文と、上位足トレーダーの押し目買いの新規買い注文又は追加買い注文が重なり、利を得るというわけである。

 

結果として、大きく利が伸びて、RRR(リスクリワードレシオ)を向上させることが出来る。

 

実際、私の過去検証の成績を見ると、RRRはそれなりに高かった。

 

 

 

 

<最後のピース>

 

だが、問題だったのは、勝率だった。

 

RRRの恩恵は授かっていたものの、勝率が振るわなかった。

 

勝率が振るわないと言っても、RRR=1.5あれば、勝率50%でも、1リスクあたりの期待値は、0.25だ。

 

例えば、1000万の資金があり、1回のトレードにつき2%のリスクをさらしていた場合、

 

1トレードあたりの期待値 = 1000万  x 2% x 0.25 = 5万である。

 

月10回トレードすれば、平均50万も稼げることが出来る計算である。

 

つまり、勝率は50%あれば十分。

 

そして、この勝率50%を出すのに苦労していたのだ。

 

そして、この勝率を出すのをに苦労していた要因こそが、ラインの軽視であった。

 

ライン、特に水平線こそが勝率50%以上を出すのに必要不可欠、絶対になくてはならないツールである。

 

ラインの重要性については、以下の記事を参照。

 

 

 

 

MAの収束から拡散手法は、上位足のMAが基本的には支持抵抗要素になるので、ラインの役割も果たしてくれているとも言えよう。

 

だが、やはり水平線の効力には全く及ばない。このMAの収束から拡散手法と水平線を組み合わせエントリーポイントを厳選する事で、より安定した勝率でトレードができる。

 

 

実際、水平線をより意識するようになってから、見違えるほど自分の思い通りに相場が動くようになった。

 

そして、今まで俺はこんなにも水平線を軽視していたのかと思うほど、相場の奥深さ、値動きの理屈に感銘し、よりトレードが面白くなったように感じる。

 

何より、過去検証を初めてから感じていた違和感はこれだったのかと、今更になって謎が溶けた思いだ。

 

リアルトレードの時は、当然リアルなので非常にゆっくり動く。

 

その為、時間があれば、どこがどう意識されていると、緻密な分析ができる。

 

加えて、tradingviewの方がフォレックステスターのチャートより、全然水平線がより際立って見えるのだ。

 

その為、リアルトレードでは存在した、相場の理屈感、俺の庭感が、過去検証では、なぜそこでそう動くの感、森の中に彷徨っている感に変わってしまっていた節があった。

 

そして、その要因は、水平線を軽視していたからだ、今更になって気づいた。

 

特に、損切りになるケースというのは直下に水平線があるのに気づかずトレードしていた場合が多い。

 

水平線の意識が強ければ、収束拡散手法の天敵である、レンジ相場への変容も素早く察知できる。

 

収束を待っている時も、どの辺りで拡散していくかあたりがつけられるので、前もって準備できるので乗り逃すということがない。

 

また、例え収束から拡散でも、水平線に支えられていなければ、まだ収束しきっていないかもしれないという用心が働く。

 

これらの、思考過程、相場からのメッセージは、私のトレードにおいて非常に意義深い。

 

もちろん、押し安値戻り高値には水平線は引いていたが、意識されるラインというのは必ずしも押し安値戻り高値とは限らない。

 

時には、切り上げ切り下げのネックラインがより強く意識されること、何度もレジサポしているラインが意識されるなど、一概にここに引いておけば良い、というものは水平線にはない。

 

ただ、だからこそ、頭を使うからこそおざなりになりやすい。

 

そして、そういった奥深さがあるからこそ、マスターすれば自分のトレードの大きな伸びしろになるのだ。

 

 

 

 

 

もう3月になるが、1ヶ月早く新鮮な水平線という春風が私に吹いてきたような高揚感がある。

 

そして、一人暮らしを始めコワーキングスペースに入り浸るライフスタイルを確立し、一人暮らしの初期段階の面倒ごとを済ませたので、ようやく腰を据えて再び相場とがっぷり四つで向き合える。

 

あと、残り2ヶ月で自分の中で納得できるレベルまで水平線マスターし、これまで培ってきた相場の知識、経験と混ぜ合わせ、より高水準のトレード確立していきたい。

 

そして晴れて、待ちに待ったリアルトレードとの再会を果たそうではないか。