８１５

68回目の「8.15」

「8.6」も「8.9」もそうだが、年々その意味が薄らいできている
ように思える。各新聞の論調は相変わらずで、
テレビもニュース番組で「毎年の恒例行事」として扱う程度。

所詮明日からは何も変わらない日常が始まる。

憲法改正も、深刻化する沖縄問題も、十分に論ぜられることなく
時間だけが過ぎて、麻生がいうように誰にも知られることなく
ごく自然に重要決定事項が決まっていくのだろう。

70回目の迎える再来年には今では考えられない状況に
追い込まれていくのだと思う、この日本人は。

いい加減自分たちの手で新しい記念日を作っていくしか
ないのだと思う。「8.6」も「8.9」も「8.15」もそして「3.11」も
すべて悲劇的なものであって、決して「ボジティブ」な意味はそこにはない。

日本人にとってポジティブにとらえることができる
「記念日」を作っていかなければいけないと強く思う。



(Rolleicord)