「人はなぜ依存症になるのか」 | ありがとう摂食障害〜新潟の摂食障害自助グループ〜My Treeマイトゥリーのブログ

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「ひとはなぜ依存症になるのか」
エドワード・J・カンツィアン著
マーク・J・アルバニーズ著
松本俊彦訳
星和書店


この本はかなり前に読んだもので
ずっと書棚に佇んでいたのだが
今朝ふと目についた。

『依存症ー自らの苦痛を「自己治療」するための究極の選択!』
と帯にある。

元々の英語の題は
「UNDERSTANDING ADICTION AS SELF MEDICATION」

依存症はセルフ・メディケーション(自己治療)だということを理解するために
わたしたちに必要なことはなんだろうと考えた。

アルコール依存
薬物依存
ギャンブル依存
買い物依存
セックス依存
そして摂食障害

これらの嗜癖行動が「快楽主義」から始まっているのではない
ということを知ることだと思う。

依存症は、決して快楽を求めるために行なっているのではない。
その向こうにある『自ら抱えている困難や苦痛を一時的に緩和する』ために
アルコールなり、薬物なり、食べ物なりを選び
その結果依存症に陥っているのだ。

大元をなんとかしない限り
苦痛は消えない。

いや、むしろわたしたちに必要なのは
苦痛があったとしても
よろこんでそれを迎え入れ、受容し
それと共に生きる術なのかもしれない。


with love アニー