荒井です。


前回のお話は小学校1年生から
5年生になるまでの4年間


全く記憶のないお話を
させて頂きました。

 

ライブを終えて姪っ子と

(こう見えて今年64歳になります)





じゃその後はどうなったのか?


実は5年生からまるで
人が変わったかの如く
積極的で明るい少年に変わっていました。


なぜだと思いますか?




5年生になり
新しいクラスになった(ここもあまり記憶にありませんが…)とき


男子の転校生がやってきたのです。


彼はとてもかっこよく
笑顔がキラキラと輝いていたのを
今でもはっきりと覚えています。



転校生だ!!



自分が転校したあの日を思い出し
なにか無性に親近感が
わいたのでしょう、


おそらく僕は彼に
積極的に話しかけ、


学校のことを色々
教えてあげたのです。




転校してきて
緊張している彼の気持ちは、


小さいころから同じ友達に
囲まれてきたクラスメイト、


遠巻きに彼を見てヒソヒソ、
近づかないし話もしない
クラスメイトと違って、


何百倍もわかる
気がしたんです。



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目の前に、あの日の僕がいる。

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不安と緊張と
誰も話しかけてくれない
孤独。


そんな気持ちが
手に取るように
わかってしまいます。


今、彼には
僕が必要なんだ!


僕しか彼を
安心させてあげられない!!


そう思って
行動に出たんだと思います。


1年生から4年間ずっとひとり。


友達もなく、
会話する相手もいなかった
僕が、、、です。



それから毎日彼を誘って
遊ぶようになり、


小学校に入って
初めて「友達」が
出来ました。



学校って
こんなに楽しい
場所だったんだ!



彼に会える学校は
僕にとって
地獄から天国、


いえ、


お化け屋敷から
ディズニーランドに
変わったような感覚でした。


毎日が
ハッピーで仕方ない。



かっこいいし
笑顔が素敵な彼は、


そんなに時間を
要することなく


女子の人気の的になります。


そして僕はその彼の
一番の仲良し。


何だか自然と
自分に自信が持てて
いった気がします。


今でいうなら


あの大谷君の信頼する
唯一無二の友達の「一平さん」に
なった気持ちかな?(笑)


大谷君が活躍して
人気が出れば出るほど
一平さんが取り上げられるように、


彼が学級委員長になったり
彼が運動会で活躍すればするほど、


僕はその彼の「友達」という
ことだけで、


決して
注目されたわけではないのに
自信がついていったんだと
思います。



たったひとりの世界
敵ばかりの世界に
生きていた僕にとって


彼との出会いは、


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全世界が敵でも
友達の彼さえいれば
明るい未来しか見えない

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幸せ溢れる世界へと
変わりました。


これが僕の暗黒時代を
大きく変え、
生きていける理由となったのです。




でも、




また僕を闇に引き寄せる
大きな問題が生まれました。


転校生の彼が僕の知らない間に



・・・