さて、前回の続きです。
※ 前回は設置編でしたので、実測データにのみ興味がある方はスキップしてください。
こちらが本題というか、では速度でるの?が今回のメインです。
過去ログのお引越し出来ていないので、なんで10Gって必要なの?って方いらっしゃると思いますが
目的があってやってます。
測定は「iperf3」を使いました。
利用可能な最大帯域を測定するツールです。
結論としては予想より「かなり早い」です!
正直なところ、お値段も手ごろなので、半分の速度くらいと思ってました。
「iperf3」ですが、
サーバ側になるコンピュータと、
クライアント側になるコンピュータの
2台のコンピュータを使って測定する必要があります。
では、下からが実際の設定です。
どこのご家庭にもある仮想基盤(ESXi)と、パソコン(mac mini)の2台で実施しました。
■サーバ側
我が家のNASはESXi6.7で、適当なOSとして「CentOS7.9」を入れてました。
適当に「iperf3」をインストールしてiperf3サーバ側として起動します。
サーバ側
[root@localhost ~]# yum -y install iperf3
[root@localhost ~]# iperf3 -s
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Server listening on 5201
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※細かい表示は削除してます
■クライアント側
続いてクライアント側「mac mini」にもインストールします。
下記サイトからダウンロードします(Windows版もMacOS版もあります)。
ダウンロード後にターミナルから実行しますが、
セキュリティに引っ掛かりましたので、順番に許可します。
①「キャンセル」をクリックします
②セキュリティーとプライバシーを開いて、「このまま許可」をクリックします
③しつこく聞かれますが、「開く」をクリックします
やっと実行できます。
④クライアント[MacOS]側のターミナルで実行します。
クライアント側[MacOS]
selectx@mac-mini ~ % iperf3 -c server
Connecting to host server, port 5201
[ 4] local port 49950 connected to server port 5201
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 4] 0.00-1.00 sec 1.10 GBytes 9.42 Gbits/sec
[ 4] 1.00-2.00 sec 1.10 GBytes 9.42 Gbits/sec
[ 4] 2.00-3.00 sec 1.10 GBytes 9.42 Gbits/sec
[ 4] 3.00-4.00 sec 1.10 GBytes 9.41 Gbits/sec
[ 4] 4.00-5.00 sec 1.10 GBytes 9.42 Gbits/sec
[ 4] 5.00-6.00 sec 1.10 GBytes 9.41 Gbits/sec
[ 4] 6.00-7.00 sec 1.10 GBytes 9.41 Gbits/sec
[ 4] 7.00-8.00 sec 1.10 GBytes 9.41 Gbits/sec
[ 4] 8.00-9.00 sec 1.10 GBytes 9.42 Gbits/sec
[ 4] 9.00-10.00 sec 1.10 GBytes 9.41 Gbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bandwidth [ 4] 0.00-10.00 sec 11.0 GBytes 9.42 Gbits/sec sender
[ 4] 0.00-10.00 sec 11.0 GBytes 9.42 Gbits/sec receiver
iperf Done.
約10Gbps出てますね!
■Port LEDの動画を撮ってみました。
リンクLEDが高速に点滅するだけの動画です。
今までの作業が動画になってると期待して見て頂いた方がいらしたら、
ごめんなさいm(_ _)m
# いつか見苦しくない動画を投稿するのが夢です。