バッテリーあがりで御入庫。
ハーレーは通常3000回転でバッテリー電圧計測で
14Vまで上がればまず良しとします。
ちなみに14.7VまでがMAX値になります。
アイドリング時で12.5V近辺や
14.7V以上
回転を上げたところでの計測値が上記ボルテージでも
異常とみなします。
バッテリーを充電してみるも、復帰せず・・・
良好バッテリーを積み込み始動。
電圧がみるみるうちに上がっていくではないか・・・
計測してみると16V・・
これはまずい。。
主に電装系のトラブルは
バッテリー
レギュレーター
ステーター
ステーターローター
の項目に分けられます。
近年リチウムバッテリーも各社出ており
取りつけている方もいらっしゃいますが
メンテが必要なのと様々な面でシビアなので
弊社ではあまりお勧めておりません。
さて、話は戻りまして・・・
ステーター
ステーターかステーターローターが怪しいので
プライマリー全バラです。
下の画像のステーターローターが
回転し発電をするわけなんですが
この周りについているのが磁石で
この磁石が劣化でかけたり剥がれたりします。
それが原因で発電不足になったり・・・
おぉーーーーーーステーターが・・
通常黄金色しているコイルが真っ黒ですやん・・・
スラッジは磁石
破損した磁石やスラッジがプライマリーオイルと混ざり
ショートするとこのように焦げてしまします。
これはもう要交換です
ちなみに
これが新品のステーター
ショートを防ぐためにコーキングしてある
ステーターも存在ます。
ステーターローターの磁石も危険なので
今回はシールドしてあるステーターローターへ交換します
↓これがシールドタイプのステーターローター
バチコンとハメます。
プライマリーを元通りに戻し
新品のバッテリーへ交換し始動チェック。
問題なく14.3Vを指していたので
修理完了です!
厚い時季だからと言って安心はできない
電圧不足。
致命傷にならぬ前に
しっかりチェックしておきたいところです。
※安価だからと言って社外バッテリーを取り付けている方も多いと思いますが
過度な放電や急速充電などでバッテリー本体が
耐えられず熱膨張し発火の恐れがあるので使用は控えましょう。
純正が一番です。
注)レギュレータ組付け不良により
カプラーからの発火
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