昨日の記事からの続きです。

 

 

締め付け感の強いインナーウェア(ユニ○ロのヒートテック)を着て出勤したあかぴょん。

小の用を足そうと思ったら、前後逆に履いていたせいで”出口”が見つからずに難儀した、というところまで書きました。

 

さて昼休みになり、前後逆に履いたインナーウェアを履き替えるべく、満を持してトイレに行き個室(大の用を足す方)に入ってカギを締めました。

 

次にベルトを外し、ズボンをおろし、インナーウェアを膝まで下ろしました。

 

「ん?」

 

目の前にあるのはつるんとした布地でした。前面も、お尻側も。

 

思考が止まりました。”出口”がないのです。

 

男性インナーウェアにあるべき”出口”が股間にないのです。

 

今度は頭がぐるぐる回りました。

 

”出口”がない。ってことは男性ものではない。

これは女性ものである。

なんで女性ものを履いている?

どこで履いた?

今朝、出勤前にシャワーを浴びたときか?

これは妻のもの?

あかぴょんは妻のインナーウェア(=下着)を履いていたということか?

 

(この間、約0.1秒)

 

女性モノ下着を履いて電車に乗り、出勤して仕事をしていたのか!

 

あっれぇ、おかしいなぁ。

品行方正(ヒンコーホーセー)に日々過ごしてきたつもりなんだけど。

なんだろう。

自分だけが知っているこのヒミツ。

なんだろうこれ。

背徳感ってこういう奴う??

 

(この間、0.2秒)

 

しばし呆然。

 

履き替える必要がなくなってしまった。というか履き替えようがなかった。

 

前後の向きは合っていた。

 

着圧下着と感じるほど締め付けていたのも辻褄が合っていた。

 

・・・・

 

・・・・

 

膝までずりおろした妻の下着をもう一度履き直しました。

 

ズボンのチャックを閉めてベルトをはめました。

 

思考タイム。一線を越えたような気持ち。レベルアップしたような。

 

茫然自失気味にトイレを出て、なすすべなくオフィスルームに戻りました。

 

昼休みのオープンスペース。丸テーブルが複数置いてあり、それぞれのテーブルには職場の同僚達が座って、昼食と談笑を楽しんでいる。

 

いつも挨拶を交わす同僚達の姿も見える。

 

サンドイッチを頬張っていたり。ペットボトルのウーロン茶を口に含んでいたり。

 

私が彼らに近づいて

 

「今さ、女性モノ下着履いてるんだけど」って話しかけたら、

 

きっと口からサンドイッチの破片を吹き出し、鼻から液体を出してむせると思うんですよね。

 

一応、私、傍目には礼儀正しくおとなしく生きてきたと思うんですよ。

 

きっと周りにもそういう風に見られていると思うんです。

 

私が、女性モノ下着履いて出勤したことを自ら話し出したら破壊力抜群だろうなと。

 

一撃で全体攻撃ができる呪文を覚えた気がします。

 

その混乱ぶりを見たい気もするのですが、理性がその衝動を引き留めてくれました。

 

そんな怪しい気持ちが時折頭をもたげてくる午後を過ごしました。

 

ここで私の理性がもう一つのアラートを出しています。

 

このインナーウェア(ユニ○ロのヒートテック)の持ち主への対応です。

 

2回で終わる予定でしたが、もうちょっとだけ続けます。

 

今日のイワヒバ

登録外品種「夢心(ゆめごころ)」