愛猫ミッシェル。 | 口腔内腫瘍を持つ日本スピッツ犬セラヴィの気ままな生活日記

口腔内腫瘍を持つ日本スピッツ犬セラヴィの気ままな生活日記

はじめまして。セラヴィです。
ボクは口腔内腫瘍がありますが、
お洒落で楽しい毎日を過ごしている
日常生活を紹介するブログです。

こんにちは、いつもありがとうございます。

アメブロさんの5年前の記事で

私は愛猫ミッシェルの事を書いていました

ミッシェルと出会えて

猫の愛しさを知り沢山の仔達と暮らせて

セラヴィにも出会う事ができました

何十年経っても、我が家の長

皆んなに慕われたミッシェルでした。

ミッシェルへ

ミッシェル、ミッちゃん、ミーくん

どんな呼び方をしてもあなたはいつも

にゃーと返事してくれたね

出会ったあの日は、ママの一人娘

あなたのお姉ちゃんのお誕生日だったね

ママとお姉ちゃんは近くのケーキ屋さんに

頼んでいたバースデーケーキを取りに行くところだった

歩いていたら近所の男の子が

おばちゃん、猫飼ってと言ってきたね

持っていた箱を除くと可愛いキジネコちゃん

当時住んでいたのは分譲マンションで

男の子が管理人さんに聞いたら

近くの用水に捨ててこいと言われたと...。

内緒で飼っている人もいましたが

当時はペット不可が殆どの時代でした

私は親譲りの動物好き、どうしようかと思いました。

どうすると、娘の顔を除くと、目から溢れるような涙

私と繋いでいた手に力を込めて

ママ、私ケーキも要らない

お誕生日のジェニーちゃんも要らないよ!

その代わり、この猫ちゃん飼ってあげたい

泣きながら幼い娘が言うのです

私達は、お誕生日ケーキを取りに行く

猫は用水に流されるかもしれない

このまま管理人さんの言うとおりにしたら

この日の誕生日の思い出は悲しい日になってしまう

亡くなった前夫に聞いたら、娘の誕生日を祝う日を

猫の命を見殺しにする日にしてはいけないと

言ってくれたので、即、我が家の猫になりました

そして前夫は娘を膝に抱き話していました

今日からこの猫のお姉ちゃんになったんだから

毎日必ず抱っこして撫でてあげる事

自分に嫌な事があっても猫にいじわるしない事

管理人さんはお仕事でそう言うことを言ったけど

本当はすててこいなんて思ってない事等

幼い娘にどこまで理解できたかわかりませんが

娘も、うんわかった、可愛がると言っていました

もちろんケーキも食べ、ジェニーちゃんも

箱から出して猫に見せていました

その翌朝から、蚤、下痢で大変でした

私達の足は赤いブツブツ、特に娘は酷くて

それでも黙って我慢している娘でした

娘が絵本から見つけて

ミッシェルと言う名前にしました

当時2ヶ月くらいだと思いましたが

痩せてガリガリで初めてのウンチの中から

藁が沢山出てきた時には

あの日がミッシェルの限界だったかもしれません

体力がないので夏なのに身体が冷たくて

スポイドで白湯やササミのスープを

日に何回も飲ませました

抱いていないと鳴くので

下半身をティッシュで包んで

私のエプロンのポケット入れて家事をしていました

お買い物に行く時に置いて行くと後追いをして

マンションの外まで聞こえる声で鳴いていました

気がつくと、ミッシェルを溺愛している私がいました

友人達は面白がって、そこまでのめり込むとは

思わなかったわ、あなたを泣かすのは簡単だわ

将来、ミッシェルに何かあったら?と言えば

すぐに涙が出てくるからねぇと笑うほどでした

その後、捨て猫、保護猫など何頭か迎えました

ミッシェルはどの子にも優しく

受け入れてくれました

出会ったあの日のミッシェルは

命儚さそうにみえたのに

なんと、23年も生きてくれたのです

最期は慢性腎不全と口腔内腫瘍でした

当時お勤めをしていた私は

同僚の人達に頼んでいました

たかが猫と怒られるかもしれないけれど

私は猫にひとりでは死なせないと約束したので

具合が悪くなったら当分休ませてほしいと…

いよいよその日が近づいてきました

立つことも出来なくなりました

お水が飲みたくても腫瘍に沁みるのか

飲んだ後に七転八倒するのです

もう見ていられないほどでした

2日おきに点滴に行っていましたが

ある日、ミッちゃん行こうかと抱き上げたら

私に初めて爪を立てて嫌がりました

ミッシェルは目を閉じたまま動こうとしません

お仕事は、お休みをもらって24時間そばにいました

隣にお布団を敷いて、離れるときは娘に頼みました

柔らかい敷物の上にシートを敷き詰めて

オシッコにも行けなくなったミッシェルは

申し訳なさそうな顔をしていました

ミッシェル、オシッコが出るだけママは嬉しいよ

あったかいミッちゃんのオシッコは

生きていてくれている証拠だからねと言いました

いつ天に召されてもおかしくない状況でした

その時、その瞬間に、覚悟をしていました

もう前夫は亡くなっていて娘は仕事で

看取るのは私だけだから、しっかりしようと思い

その時は、抱き締めてあげなくてはと

ずっとそばにいました

ミッちゃん嫌だね、悲しいね、もうママ辛いなぁ

ママのミッちゃんが、ママの前からいなくなるんでしょ?

ミッちゃんはどこに行くの?ママがいなくて平気なの?

お姉ちゃんも大人になって、ママが世話を焼かなくても

何でもひとりで出来るから、ママはもっともっと

ミッちゃんの事がやってあげられるし、やってあげたい

だからなんでもやらせて、まだまだそばにいてと

私の想いを伝えました

冷静になってミッシェルを見たら

珍しくスヤスヤ眠っています

ミッシェルの洗濯物が洗い終わっているので

今のうちと思って2〜3分テラスに出ました

すぐミッシェルのそばに行ったら

目を開けて少し血を吐いて苦しんだ跡がありました

どうして!どうして!私はバカなんだ!

この二週間何のためだったの!

最期に側にいなくちゃ意味がないのに…

息をしていないミッシェルの身体を

抱き締めて泣き続けました

夜、来て下さった御住職が

お母さんに最期を見せたくなくて

寝たふりしてたかもしれないよと言われました

病院に行きたがらなかったのも

入院したりすると最期に

お母さんに会えない事になる事をしっていたんだよ

動物は案外自分の死期を知っているよと。

ミッシェル、あなたに会ったあの夏は暑かったね

あなたが旅立ったあの夏も暑かったね

あなたを飼ってと泣いていたお姉ちゃん

この暑い夏、もうすぐママになるんだよ

無事に産まれるように見守ってあげてね

あなたを迎える事に賛成してくれた

お父さんには会えてるの?

ああ見えてお父さん、寂しがりやだから

男同士、仲良くして暮らしてね

ママは今、セラヴィがいるので

まだちょっとだけそちらには行けないけど

いずれ行く時は、大きなポケットのついた

エプロン持って行くから

久しぶりにポケットの中でネンネしてね

あの夏の日のように・・・

 

 

 

 

 

 

長文、大変失礼致しました

次回もよろしくお願い致します。