十年ひと昔 | イラストレーター マルオユキヒロのへや

イラストレーター マルオユキヒロのへや

イラストの仕事をしていますので、その作業工程アップや日記、映画等の批評、またジャンルにとらわれない日々の事柄を書いています。

忘年会で久々に東京に行ったのですが、大学の頃住んでた街に立ち寄ってみたら、バイトしてたミスドや、朝まで呑んでた居酒屋が別の店になっていて、毎日寄っていたコンビニは潰れていました。

 

 

色々変わるのは切ないですが、新しい世代がまた新しい店でバイトしたり呑んだくれたり弁当を買ったりするのですね。でもショック。

 

途中池袋にも寄ってみた所、駅前にニコニコ本社が出来ていて、執事カフェがあったりアイドルイベントを開催してたりして、またジェネレーションギャップを感じました。

 

そんなセンチメンタルな気持ちのまま池袋のジュンク堂と三省堂にも、やはり大学の頃ぶりに立ち寄ってみました。が、その頃は無かったであろう「マンガの生原稿展示」や「マニアックな新刊書籍の品揃えの豊富さ」で、すごくいい刺激をもらう事が出来ました。ここなら食料さえあれば1ヶ月閉じ込められても大丈夫です。書籍が、アマゾンや電子書籍の影響で売れないというのは事実なのでしょうが、デジタルでは感じられない、本に囲まれて選ぶ喜びをここでは感じることが出来ました。「アオイホノオ」等、最新刊だけでなく、その1巻前も一緒に並んでたりする心遣いが嬉しかったです。

 

さらに、その近くにとてもレトロな「古書往来座」という古書店を見つけました。

ここは打って変わって、古書や古い映画のマニアックな世界でした。

そういう世界に興味はあるものの深くは入っていけない、浅い世界の自分ですが、昔のレタリング文字や活字のデザインが好きなので、そういうもので埋め尽くされたこの店を気に入ってしまいました。古書店ながら、「一見さんお断り」では全然ない、とてもフレンドリーな雰囲気も魅力でした。

 

古いものも新しいものも、体験したり買ったりして、自分の糧にしていきたいです。