せっかくどうも、安斎です。
上記の記事で予告した「巫女と大麻」、そして「トランス状態」の話について書きますね。
エレクトロニック・ハラスメントを受けていると訴える人が、CBDオイルなどで「症状」が治まるようだと話を書きました。
医療用大麻などの効用は、「鎮痛、沈静、催眠、食欲増進、抗がん、眼圧の緩和、嘔吐の抑制など」があるようです。
エレクトロニック・ハラスメントを訴える人はほぼ頭痛(頭皮表面のピリピリ感から脳が焼けるような痛みと幅広い)を訴えるんですよ。俺にエレクトロニック・ハラスメントの相談をする人も、もれなく頭痛を訴えます。
大麻精神病というのを俺が25年くらい前に准看護学校に行っていた時代には言われていましたが、1997年のWHOの研究では「仮説の」精神病と結論づけされています。教科書には載っていましたが、同時期に「仮説の」精神病とされていたようです。
大麻による精神疾患は高用量によるもので、大麻で精神病を引き起こすというより、「大麻中毒」(依存症という意味ではなく、食中毒や水中毒のような中毒症状ですね)なのかなと思います。
そして、面白いことに、精神疾患による頭痛を大麻成分が鎮めるという研究結果があるようなんですよね。まだ論文とか関連記事を読んでいる最中なので断言はできません。
だから、エレクトロニック・ハラスメントを訴える人がCBDオイルなどの大麻由来商品で頭痛などの「症状」が治まるのは何かしら精神疾患と関連があるのかもしれないという仮説が立てられるように思いますよ。
ただ、以前の記事に書いたように、「妄想性障害」なのか「電子機器や電磁波に対する過敏症」なのかは研究が待たれると思います。
で、ですね今回のタイトルの「エレクトロニック・ハラスメントと巫女の関係」の話に移ります。
日本は古代から大麻を日常に取り入れてきた民族で、大麻は衣類や縄や食料、そして生薬として利用してきた歴史があるんですよね。
大麻を嗜好的にタバコのように吸引する文化が日本に来たのは1960年代のヒッピー文化かららしいです。
それまでは大麻を吸引するという文化は日本には無かったらしいです。
ただ、大麻を仏教の護摩のように「火で焚く」というのはあったようなんです。
巫女は大麻で作った服を着るのが伝統だったそうです。そして、巫女はシャーマニズムから生まれたものです。
シャーマニズムとは、「トランス状態で、神など神秘的存在と交信する」ことですから、大麻を「焚く」ことでその煙を吸って「トランス状態になり、神託を下ろす」ことが巫女の役割だったんだと思うんですよ。
古代日本では、トランス状態になった巫女が下ろした「神託」で政治的な判断をしていたと思うんです。有名なところでは卑弥呼がいますよね。
そんな「政治的な神託を下ろす巫女」はたぶん普段からちょっと変わっていたかもしれません。おそらくなんらかの精神疾患で普段から「意味不明な言動」があったかもしれません。
その「意味不明な言動」を「神の神託」としていたんじゃないかと思うんですよね。
その「神託」の「精度を上げる」のが大麻を焚いて煙を吸い、幻覚をみることだったんじゃないかと思うんです。
幻覚を見る精神疾患の代表は統合失調症ですが、統合失調症は100人に一人は罹患する疾患です。
100人に一人というと、昔の集落とか村で100人くらいの規模で一人は統合失調症の人がいたんじゃないでしょうか。
これは俺の考えですが、「幻覚を見たり、不思議な言動をする人を巫女としていた」んじゃないかと思うんですよね。神の言葉を下ろす人は、精神疾患があったんじゃないかと。
巫女は精神疾患だったなんていうと怒られそうですが、民俗学では研究がされているようなんですよ。これもまだ関連資料を読んでいるところなんで断言はできません。
今回のブログで言いたいのは、エレクトロニック・ハラスメントなど妄想的なことを言うような人は、古代日本で巫女として神託を下ろすような役割だったんじゃないかということですね。
幻覚や妄想は聞く人によっては魅力的に感じますし、「審神者」(さにわ)みたいな人がいれば「妄言」と言われそうな不思議な言動に「意味を付けてくれる」と思うんですよね。
ですが、「審神者」的な人が「意味を付けてくれて」「巫女の神託をありがたがり」「巫女はある程度の身分を保証され」「巫女の生活が成り立つ」なんてことはないのが現実です。
現代の巫女の一種と俺は位置付ける、エレクトロニック・ハラスメントで苦しんでいる人の「妄言」と捉えられる言葉の裏には「幻覚や妄想でしか言い表せないその人の叫び」があるんじゃないかと思いながら、俺は今日もエレクトロニック・ハラスメントの相談をしてくる人へ祈祷をしています。
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