昨日は我が家に新車
がやってきました。
とても嬉しいのですが
今までがんばって走ってくれた愛車とは
さよならする日でもありました。
これが本当に辛かった。
今までがんばってくれた車には
名前をつけていたのです。
ものであっても
名前をつけて愛してあげると
喜ぶんですよ、と
教えてもらったことがあって。
それで
車にはシャスタくんと名付けました。
普段から
「シャスタくん、今日もよろしくね」
「シャスタくん、今日もありがとう」って
声をかけていました。
そのおかげか
シャスタくんは我が家に来て
10年になりますが
本当によく走ってくれました。
シャスタくんが来てくれたのは
10年前。
この10年は私にとっても
激動の10年だったのです。
シャスタくんが来た頃の私は
まだなんとか歩いていました。
なのでもちろん足で運転
していたわけです。
ちょうどそのころ
生検手術を受けて入院。
術後の痛みが壮絶で
のたうちまわりたいけど
背中をざっくり切っているので
ただただじっと寝ているのみ。
地獄のような入院生活でした。
やっとのことで退院し
必死に日常生活に慣れようと
していた3か月後。
朝からお腹がキリキリと
痛むなぁと思って
とりあえずいつもの病院に行くと
先生の顔が何か険しい。
すぐ消化器内科に行きなさいと
言われ、診察を受けると
「盲腸です。かなり状態が悪いので
すぐ手術です」
しばらく事態を飲み込むのに
時間がかかりました。
「え？3か月前に10時間もかかる
大手術したばかりなのに！？」
「またあの苦しい思いしなきゃいけないの！？」
「なんで私ばかりこんなことばっかり？」
嫌だ！嫌だ！嫌ーーー！
こう言いたかった。
手術なんてもう嫌だよ。
でもわかってるんです。
何言ったって
やらなきゃいけないんです。
「わかりました。
よろしくお願いします」
そう言うと先生は
「とにかくこのティッシュで
化粧を落として」
と言われ
泣きながら化粧を落とし
そのままストレッチャーで
運ばれたことを想いだします。
まぁ次から次に思い出すので
脱線しすぎですね(^-^;
私にとって
とても辛かった時を
ずっと見てきてくれました。
何より感謝しているのは
車いすになって
思うように行けない私を
行きたいところへ連れて行ってくれたのは
このシャスタくんでした。
特に大阪には
何度通ったことか。
いつも無事に
行って帰ってこれたことは
感謝するばかりです。
車いすを車内に入れて
移動するので
車内は傷だらけでした。
申し訳なかったな。
本当によくがんばってくれました。
今度は新車くんに
がんばってもらおう。
10年も経つと
便利になりますね。
すべて自動でやってくれるし
ほんと便利。
だけど
何でもかんでもコンピュータ操作なので
頭がクラクラしました
慣れるまでは
大変そうですが
運転はすごく楽になるので
益々お出かけが増えそうな予感
今度は
楽しい思い出をいっぱい刻みたいな。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日も素敵な1日を
