久々に投稿します大あくび


バックヤードウルトラというのはご存知でしょうか?


最近日本でも開催され始めた競技。


部類とすればウルトラマラソンの位置付けられるのかな??


今回はバックヤードウルトラについて軽く取り上げてみます。


①バックヤードウルトラとは?
②主なルール
③我が戦績
④サポートあるなし
⑤ロード系、トレラン系、どっちが有利?
⑥その他


項目6つに分けて進めていきます。


①バックヤードウルトラとは?

バックヤードウルトラは2011年アメリカで新しいウルトラマラソンというふれ込みで初めて開催された。


日本では初開催が

2020年東京
『バックヤードウルトララストサムライスタンディング』



そしてその後に母体は違うが
熊本の
『ラストドラゴンウルトラ』
https://last-dragon-ultra.netlify.app




2021年に『バックヤードウルトララストサムライスタンディング』
が東京、群馬、福島、京都、島根に拡大。


まだ比較的若いジャンルのウルトラですね。




②主なルール

・参加者は1時間ごとに6706メートルのコースを走り、1時間以内にループを走り切ることが出来なければ失格とし、最後の一人が残るまで続行される。



・最後にコースを1時間以内に走り切ったものが勝者となります。

・ラップを終了した後は、残りの時間を次のレースのリカバリーに使うことができる。

・次のスタートまではサポートクルーによるサポートを受けてもOKです。

・24回(24時間)走った競技者の総距離は、ちょうど100マイル (約160km)となる。

・ ループ中にサポートを受けることは出来ません(発覚した場合は失格となります)


まあ、要は

最後の一人になるまで競技が続くレース


ということですね。


あとは
大会運営からのエイドの提供は無く、ドリンク&食べ物など持参する必要があります。



③我が戦績

8日に熊本県菊池市竜門ダムキャンプ場で開催された『ラストドラゴンウルトラ3rd』に参加してきました。(50名参加)
 

昨年も参加しましたが、熱中症🥵にて26ラップ約174kmでリタイヤ、4位。



今回は30ラップ200kmを目指していきました。

 

なんと、38ラップ、約254kmで優勝してしまいました!🏆びっくり



ランで、しかもウルトラで優勝🏆だなんてもちろん人生初でしたびっくりびっくりびっくり

(昔、ちょーこじんまりとした大会で10kmで総合優勝とかはありましたが。)







④サポートあるなし

今回はサポートなしでした。

昨年初めて参加したときは当初サポートなしで参加の予定でしたが、なんとサポートをかって出てくれる人がいて色々助かりました。



サポート付けられるかたは御家族のかたや友人でも誰でも良いので帯同させるほうが色々有利になると思います。


1番助かるのは、やはり補給面。


サポートが居れば補給面や次の周に向けた準備などを任せることもでき、選手はその手間を省ける分の時間を休息に回すことができる。


だからと言って
サポートレスが圧倒的に不利かと言えば、個人的にはそう思いません。


やりかた次第では充分たたかえます。


ラストサムライスタンディングの初代王者の舘野選手はノンサポだったと言われてますし、今回自分もノンサポで優勝してしまいました。


僕はロングトレランもロードウルトラもサポートなど一切付けず、基本1人で参戦してきました。

ウルトラ歴もそこそこ長いです。

完走もたくさんしてきた反面、苦労や失敗もたくさんしてきました。

色んな苦い経験や自力でなんとかしてきた経験がベースとなってるので、今回みたいなバックヤードウルトラでのサポートレスでもそこまで悲観せずにこなせたのかな…。



だから

『あの人はサポートありだったから俺よりも多く走れたんだ』

というのは単なる言い訳に過ぎない、

そして甘えだと思います。


サポートレスなら、自分でなんとかすれば良いだけです。


その人に合ったやりかたが必ずあります。



そして自分としても今回サポートレスを経験したことにより、改めてサポートさんの存在の有り難さを実感した次第であり、今大会は自分で色んなことをこなせるようシステマチックに動けるよう対策やシミュレートをしたりして更に引き出しが増えたなという実感もあるので


次回またサポート付けるときには更に洗練されたシステムが構築できるのではないかと思ってます。



 
⑥ロード系、トレラン系、どっちが有利?

あくまでも自分比で。

自分は熊本のラストドラゴンウルトラしか出場していませんが、そこで感じたことを。
 

ラストドラゴンウルトラ自体はトレラン系のかたが事務局なので、参加者もトレラン系のかたが多く、純粋なウルトラのロードランナーは僕含めて数名といった感じ。


参加選手の内訳は、フルマラソンサブスリー、マイルトレラン優勝者並びに上位、自分みたいなロードウルトラを主戦場にしてるかた、とりあえず◯◯周が目標のかたなどなど。


過去2回、共通していえるのはいずれもロードウルトラの経験が多少なりともあるかたが長く生き残っていた印象。(あくまで印象)


ロードとトレイルでは舞台が違うからなのか?

それとも選手それぞれの作戦とかに左右される部分があるのか?
 
はたまたたまたまなのか?


バックヤードがロードで行われる以上は、やはりロードに対応できる人にアドバンテージあるのかもしれませんね。


⑥その他
このバックヤードウルトラというジャンルも当然1位、優勝を決める大会には違いありませんが

問題は優勝者の成績。

このバックヤードウルトラは
『最後の1人になるまで続行される』競技

1人になった時点で試合終了というルールです。


例えば優勝者の周回が40とすると、39周まで続行してくれる2位のかたが居たからこその40という成績なんです。


もし2位のかたが参加していなければ、3位のかたが仮に30周でヤメる場合、1位のかたは31止まりなんですよね。


ですから大会会場によっては

強豪ランナーがこぞって集まる会場

言葉は悪いが、そうでない会場

と分かれる場合も大いにあり得ます。
 
 
強豪ぞろいの会場は一見すると『あちゃー😣』となるかもしれません。


しかしながら、強豪揃いのほうが、もっと言えば圧倒的な優勝候補がいたほうが、個人の記録はかえって伸びると思います。


仮に30周まで頑張れる人が、その会場の2位のかたが20周までしかいけない場合、記録としては21止まりになってしまいます。(優勝🏆に拘るならそれでも良いのでしょうが)


しかし圧倒的な優勝候補がいる場合、仮にその優勝候補のかたが結構な確率で50周行く走力があるかただとすると


30周まで頑張れる人であってもひょっとしたらその日がメチャクチャ調子良くて40周まで頑張れたとします。


その40という成績は、その圧倒的な優勝候補の選手がいたから、一緒に40まで走ってくださるかたが居たからこそ残せる数字なのですから



どんどん強豪さんが来ることをむしろ歓迎いたしましょう☺️
 

どーせ完走者は優勝する1人しか出ないのだし、2位以下は原則全員DNF。
 

ならば最高のDNFを目指すのがバックヤードウルトラの醍醐味かもしれません。
 
 
優勝者🏆も2位以下のかたの存在がいないとそもそも優勝なんてできないのですから☺️


そして2位のかたが「アシスト」と呼ばれるみたいです。
 
フィニッシャー(優勝者🏆)は「アシスト」者がいるからこそなので、

実は2位のかたが大会自体を1番盛り上げてくれている、大会としてのレベルを上げてくれている素晴らしいポジションだと思いますニコニコ



11月19日〜
東京、群馬、福島、京都、島根、そして今回新たな会場・北海道で開催される

バックヤードウルトララストサムライスタンディング2022

 
出場される皆さん、とにかく楽しんで☺️