20年前の日記再掲示。
2001年9月6日の日記です。
■2001/09/06 (木) 吹きだまり、鉄骨、気合
パリへ来たのは実はパリ赴任が決まったからである。
今年中にミュンヘンからパリに移らなければならなくなった。
イギリスを皮切りに、アムステルダム、ミュンヘン、そしてパリ。
まるでジプシーだ。それもどこも2年足らずである。
パリである人から紹介してもらった日本の人に会う。
男の人は在仏25年だそうである。
パリは吹き溜まりのような町で、ヨーロッパで食い詰めた日本人が集まってくるところだから、
日本人同士でだますことがあるから気をつけてください、ということだった。
もう一人は女の人。在仏30年だそうである。
30年パリにいて、最近路上で強盗にあって肩の骨を折ったとのことだ。
まだ、肩に鉄骨が入っているという。
「汚い格好であるけばいいんです。金があるようなそぶりや服装はだめ。」とのことだ。
彼女はたまたまエルメスの鞄を持ってエルメスのコートを着ていてやられたのだそうだ。
HA氏は聞いていてだんだん元気がなくなっていった。
4人で日航ホテルで日本食を食べる。
日航ホテルはAccorグループに買収されたと聞いた。
夜はミッシェルの友達のレストランにいく。
いわしのグリルの前菜を頼む。
YO氏がエスカルゴが食いたいとわがまま言って
前菜のほかにもう一皿とって日本人でシェアした。
ガーリックバターの味付けがおいしい。
HA氏とYO氏が前菜で頼んだ鹿のパテをちょっともらう。
酢付けのガーキンが口直しにでておいしい。
メインは子牛のステーキ骨付き肉パスタ和えをたのむ。
どの料理もおいしかった。
関心したのはウエイターの態度である。てきぱきプロらしい。
そして食事に対する気合というものだろうか。
レストラン側が気合が入っているのである。
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解説します。
このとき初めてフランス駐在になったことを日記に書いていますね。
そしてフランスのコンサルタントとの打ち合わせです。
このとき会った人達とはこの日以来会わなかったですが
この日いろいろとパリについて教えてもらいました。
夜に行ったレストランはPetit Tonauというレストランです。
ものすごく美味しいレストランでしたが
シェフのエリックが亡くなってしまってもうありません。
今日のシュワシュワは Aqueo Cava Brutです。
久しぶりの新しいシュワシュワです。
最近同じ所からネットでシュワシュワを買っているので
新しいシュワシュワにたどり着くことがないのですが
今回は旅行先で成城石井で買いました。
スペインのバレンシア地方のCavaです。
さすが成城石井、そこそこ美味しいシュワシュワです。
甘くなくシャープな感じなので好きなタイプのシュワシュワです。
輸入元は東京ヨーロッパ貿易株式会社です。