20年前の日記再掲示。

2001年4月14日の日記です。

■2001/04/14 (土) イースター、むつの味噌漬、でかい声 

昨日からヨーロッパではイースターホリデーが始っていて、

うちの事務所のビルで働いているのは僕一人だった。

うちの会社は変わっていて、休みが土、日、月、火なのだ。

Ha氏もSteveも昨日は休みを取っていた。従って本当に僕一人であった。
今日はホリデー中だが土曜日なので店が開いている。

午前中早起きして必要なものを買いにいったが、昨日は休みで、

あしたから2連休だから店がすごく混んでいる。

昼飯はノイで食べる。

ファルファーレのブロッコリーとハムで、とても美味しかった。
夜はHa氏からもらった魚を焼いて食べる。

鮭とむつの味噌漬だ。久しぶりにとてもうまい。

特にむつは脂がのってうまかった。

スーパーでシュタークビアを見つけたので喜んで買ってきて飲む。

二人で2L空けてしまう。

以前日本から来た出張者とミラノに出張して、

空き時間にミラノの高級ショップ通りを歩いていた。

この出張者は以前ヨーロッパに駐在していたことのある人である。

ミラノはドウモのあたりや、この高級ショップ街ではジプシーが多い。

こちらはジプシー然としたジプシーで、

特に子供が新聞紙やダンボールの切れ端を持って歩く人の前に立ちふさがり、

歩く人が驚いて立ち止まると、仲間がポケットから財布を抜いたり、

女の人がお金をねだったりする。

僕と一緒にいた出張者も子供に立ち塞がれた。
するとその出張者は大きな声で「NO!」と言ったのだ。

通りの端まで聞こえるような大きな声で言ったので、

あたりを歩いていた人はみんな振りかえって見た。

するとジプシーは気まずくなって、手出ししなかったのである。

後で聞いたら、「何かの本に、ジプシーにからまれたら、

でかい声でNOというのが有効だって書いてあったから。」とのこと。

実に有効な手である。
 

□□□

解説します。

結構長く日記を書いていますね。

ジプシーというと日本ではそれほど悪いイメージがないですが

欧州のジプシーというのは一般的にあまり良いイメージではないです。

イタリアで出張者が絡まれたのをときは私も近くを歩いていたのですが

子供2人とその母親らしい女が近くにいました。

その人たちが本当のジプシーかどうかわかりませんが

多分欧州ではまずしい路上生活者をジプシーと呼んでいたのだとおもいます。

 

今日の日本酒は作 純米吟醸 清水清三郎商店です。

 

作と書いてザクと読むようです。

これも東京駅の駅地下の酒屋に売っていたので買ってみました。

作の清水清三郎商店は三重県鈴鹿市の酒蔵です。

これも小さい180mlの瓶です。

 

純米吟醸なので米の甘みがあるお酒ですが

甘みがバナナ系の香りがするお酒です。

時々この系統の日本酒があるので私はバナナ系と呼んでいます。

清水清三郎商店は1869年創業です。

元々鈴鹿は美味しいお酒を造る所として有名だったのだそうです。