20年前の日記再掲示。
2001年4月12日の日記です。
■2001/04/12 (木) ジプシー、税金逃れ、強制執行
イギリスの工場で以前ジプシー事件があった。
ジプシーの一団が大挙してやってきて、週末の誰もいない時に
工場の裏手の従業員駐車場に陣取ってしまったのだ。
工場には常駐の(土日もいる)ガードマンがいるのだが、
ガードマンは表のブースにいるので、夜の間に進入されて気が付かなかったのである。
裏手の駐車場は表からは入れず、工場団地の奥から入るようになっていて、
わかりにくい入り口なのでバリヤーを置いていなかったのだ。
ジプシーに占拠されて、ガードマンは慌てて警察を呼んだが、
警察も多勢に無勢で簡単に手が出せないらしい。
ジプシーというと民族衣装のようなものを着た、色の浅黒い、
エキゾチックな顔の人々を連想するが、うちの工場を占拠したのは
白人の普通のイギリス人風だったそうである。
イギリス人がなぜジプシーをしているかというと、
どうやら税金から逃れるためにキャンピングカーに住み、
あちこち転々としているらしい。
(僕はそれも良い手だなあと思った。)
そういうやからが何人もいて、そのキャンピングカー軍団が占拠したのだ。
ジプシーには子供がたくさんいて、上半身裸で駐車場をちょろちょろしている。
工場の製品用のバケットを勝手に持っていって用を足したりしている。
警察は見ているだけで何もしない。
挙げ句の果てに無線で何か喋っていると思ったら、
「今、ある家で夫婦喧嘩が始って、ひどいようだから、そっちに行ってくる。」
と言って帰ってしまったそうである。
うちらはきちんと税金を払っているのに何てことだ!と怒っていたら、
数日で裁判所に強制執行の手続きを取って警察が持ってきた。
それがあれば力づくで退去させることが可能だという。
それなしで強制的に追い払うと後でいろいろな問題が生じるらしい。
ジプシーもそうなるのを待っているのだ。
結局ジプシーのほうが、強制執行の手続きを取ったことを察知して退去に応じた。
彼らはほんの一週間ほどいだたけだが、あとに残されたのは
大量のごみと汚いバケットだった。
私有地を勝手に占拠された挙げ句、清掃費用まで発生してしまったのであった。
在庫消化第2弾で今日はトマトのピカンテソースのパスタと残りの野菜でサラダを作って食べる。
ワインはLE AltaneのPinot Grigioを一本飲む。
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解説します。
今日の焼酎は黒糖 喜界島酒造です。
最近黒糖焼酎にはまっていると以前かきましたが
今回も黒糖焼酎です。
喜界島酒造の荒濾過 黒焼酎です。
濾過を控えてコクと甘みを出した焼酎とのこと。
普通と同じ透明な焼酎なので、
ここから通常はさらに濾過するのかと思いながらも飲んで見ると
確かに甘みが強くなっているような感じがします。
甘いのではなく黒糖の甘みを感じます。
やっぱり黒糖焼酎はうまいですね。