20年前の日記再掲示。
2001年2月7日の日記です。
■2001/02/07 (水) そりはる、ヨーグルト、ビネガー
今日はスモークサーモンとほうれん草のパスタを食べる。
あまりにおいしくて、一皿食べたあと、もう一回作って食べる。
ワインは5Lを2杯ほど飲む。これから徐々に飲んでいくぞという感じだ。
LondonにはM25という大きな環状線があるが、
BirminghamはM42、M6、M5の3線が環状線を形作っている。
Birminghamの南西の、その環状線の内側に、Solihullという高級住宅地がある。
日本人の駐在者(非常に少ない)はほとんどこの地区に住んでいる。
(うちの会社の人間は一人もすんでいないが。)
彼女が一度その地区の日本人の家に招かれたことがある。
なんでも、とても大きい家で、道路に面している門から家まで数十メータあり、
お手伝いさんがいて、家は限りなく広かったという。
そこに近くの奥様が集まって、お茶を飲むのだそうだ。
週に一回、ロンドンの日本食材屋さんがこの家に食材を積んでトラックで売りにくる。
Birminghamには日本食の食材屋が無い。
お茶を飲んだあとみんなで近くのスーパーに行こうということになった。
彼女は食べることに非常に興味があるし、いつもと違うスーパーなので
ちょっと変わったものを見つけると手にとって見ていた。
ヨーグルトのところで、いろいろな味やダイエットものを見比べて、
今度は何を食べようと考えていたら、一緒に行った日本人の奥さんが、
「ヨーグルトだったらこのギリシャのヨーグルトが日本のものに近いわよ。」
とアドバイスしてくれた。
彼女は日本のヨーグルトなんて興味が無かったが、ああ、そうですか、
と言ってとりあえずヨーグルトを買うのをやめた。
次にビネガーのところに行った。
彼女はイギリスのモルトビネガーが大好きで、家にたくさん置いていて
モルトビネガーの他にも、白ワインのビネガー、赤ワインのビネガー、
にんにく風味など、たくさん持っていた。チップスにかけて食べるのである。(僕もこれは大好き)
この時も珍しいビネガーを見つけてみていたら、
日本人の奥さんが「こちらのビネガーは日本のと違うからおいしくないわよ。」と言った。
とりあえずビネガーも買わずに帰ってきた。
買ったら何を言われるかわからなく恐かったという。
日本の人たちって、そんなに日本ベースで毎日食事しているのかしら、
こっちで一体何を食べているのかしらと言っていた。
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日本人の駐在員ってマウント取ってくるか
日本思考から頭を変えられない人が多いですね。
中にはグローバルな感覚で分け隔て無く付き合いができる人ももちろんいますが。
私が駐在したころから20年経って駐在経験者も増えて
ようやく日本人もすこしずつグローバルになってきたかもしれません。
今日の日本酒は長岡藩 生貯蔵酒 関原酒造です。
関原酒造は今まで何度か紹介しましたが
今回は関原酒造の看板、長岡藩です。
生貯蔵酒というのが売っていたので買ってみました。
まあまあ美味しい日本酒です。
くどくない感じのお酒でした。
酸味などもほとんど感じないお酒です。
関原酒造は300年前からつづく酒蔵のようです。
ちなみになんで「長岡藩」という名前にしたかな?