20年前の日記再掲示。
2001年12月5日の日記です。
□□□2001/12/05 (水) ドイツ飯、一生の友達、冷たい鉄
昼飯をラッツケラーで食べる。
彼女は豚肉、僕は鴨を食べる。
ラッツケラーはおいしいのだが、いつも混んでいるのが難点だ。
2人で行ってもなかなか席が見つからない。
空いていると思って座っても座ってはいけない席だったりする。
今日は幸いたまたま帰り支度の夫婦を見つけて
そこのテーブルに座ることができた。
最後にドイツ料理を食べてなんとかドイツ飯に未練はなくなった。
ドイツを離れるにあたってドイツを総括してみなければならない。
ドイツといってもミュンヘンのことでしかないのだが。
ドイツに2年いて、ドイツ人の友達ができなかった。
以前飲み会で一緒だったドイツ人が言っていたが、
北ドイツの人はぶっきらぼうで、やさしくない感じがするが、
親しくなると一生の友人になれる。
しかし南ドイツの人たちは、みかけはやさしいが、なかなか打ち解けずに、
友達となりにくいのだそうだ。
なんとなくそんな印象がする。
もっとも職場でもドイツ人を雇わなかったのだし、
ドイツ語で仕事をする機会がなかったのだからしょうがない。
でも南ドイツの人たちは裕福なせいかもしれないが、
なんとなく心から打ち解けるという感じではなかったかもしれない。
さらにドイツはサービス業の質が悪い。
ヨーロッパでもおそらく悪い方のトップ3に入るだろう。
特にDTのサービス対応、大手電気屋の修理、
ビアホールのおばさんの愛想のなさは天下一品である。
ただしきちっとしているところはきちっとしている。
それはミュンヘン空港の外のデザインにあらわれていると思う。
何か冷たい鉄というイメージだ。
このイメージが南ドイツ全般のイメージに合致していると思う。
□□□
20年後の感想と解説です。
ラッツケラーというのは市役所の下にあるレストランです。
この日はミュンヘン市役所の下のラッツケラーに行きました。
人形が定刻になると動く時計のある市役所です。
ドイツに2年間事務所を構えましたが
そういえばドイツ人を雇わなかったですね。
今もミュンヘンの人は悪い人ではないとおもうけど
お金持ちのイメージがあります。
今日のビールはNiagara Ale 北海道麦酒醸造です。
ラベルがエコなイメージだったので手に取って買って見ました。
飲んで見るとジュースのような味。
あれ?ビールじゃなかったかな?ということで
原材料をみたらブドウや糖類入りでした。
味はビールよりもブドウジュースに近い感じ。
まずくはないのですが、酒のつまみには合わない感じ。
暑い日の午後にCafeで飲みたいビールです。
製造は北海道麦酒醸造株式会社です。