20年前の日記再掲示。

2001年11月26日の日記です。

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2001/11/26 (月) ウサギ肉、怪盗ルパン、お世辞 

先日読んだ週刊文春の「お言葉ですが」と言うコラムに、

これを書いている高島俊雄と言う人の母親の家計簿を紹介したものがあった。

戦前の、それも戦争になる前の家計簿だ。

この中に食べ物として「牛肉 一匁」とかある中に「ウサギ肉 一匁」とある、

と書いてあった。

ウサギ肉のほうが牛肉より高いというのである。
先日ウサギの肝臓を食べて、HA氏は知っていたら食べなかったと言ったが

ウサギというのは実は鶏肉よりもさっぱりして美味しいのかもしれない。

ドイツにもよくメニューにあったが、フランスのほうが良く見かける。

よく見かけるというよりも、どのレストランにもメニューがあるというべきだろうか。

僕はだんだんウサギ肉に偏見がなくなってきている。

Lapinはウサギでも飼いウサギである。

食用として飼っているのをそう呼ぶようである。

Lapinのスペルをみて、怪盗ルパンを思い出した。

もしかしてルパンというのはウサギをもじったのではと思ったのである。

でもはずれだった。ルパンはLupinなのでそもそも発音が違うはずだ。

夜のフライトでパリに戻る。

ホテルはフラットホテルだ。

ホテルも悪いし、あまりパリに戻ってもうれしくない。

今日はミュンヘンで大家さんとK社のO女史と打ち合わせ。

日本人としては契約期間内で出てしまうのがとても申し訳ない。

ドイツのような国では、ここで申し訳ないというのはまずいのかもしれないが、

どうしてもそういう感じになってしまう。

当然でしょ、なんて態度に出せないのだ。

大家さんも次も日本人がいいという。

僕らがいままでのテナントで一番良いという。

お世辞かもしれないがちょっと嬉しい。


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高島俊男の「お言葉ですが」は好きで

単行本を全部買って読んでいました。

調べたら去年亡くなっていたんですね。。。

ウサギの肉は昔マルタ島で食べてあまりおいしくないと思った印象があります。

日記の記述が前後してわかりにくいのですが

日中ミュンヘンの大家さんと打ち合わせしたようですね。

その後パリに飛んだようです。

 

今日の日本酒は江戸開城 東京港醸造です。

 

頂き物です。

290ml瓶です。

東京港醸造はテレビで紹介されていたので知っていました。

東京23区で唯一の醸造会社で港区にあります。

一口のんでみるとなんとバナナの香りが。

別にバナナの香りを付けたわけではないのですが

米と発酵の香りがバナナに似ています。s

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正面からは見えにくいですが純米吟醸 原酒と脇に書いてあります。

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冷やと燗でのんでみましたが、

燗するとおいしくなるような気がしました。

バナナ香は香りだけで飲むと普通に辛口タイプのおさけです。