20年前の日記再掲示。

2001年5月12日の日記です。

 

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大使館問題にからんでHA氏から聞いた話。
HA氏の知り合いのK氏は以前アメリカに駐在していて、その時に子供ができた。

従ってその子は18歳まで日本の国籍とアメリカの国籍を持っていた。
その後K氏はフィリピンに駐在になった。

アメリカで生まれた子供と奥さんと一緒に駐在した。子供はまだ小さく、18歳未満である。
フィリピン駐在時、マルコス大統領が亡命して、革命が起こり、政情不安になった。

外国人はとりあえず帰国したほうがいい、というような情勢になった。
すると、アメリカ大使館から電話が来た。
「現在フィリピンの政情は非常に危険です。

貴方のお子さんはアメリカ国籍を持っているので、アメリカ国家として身の安全を保証しなければなりません。従って何日の何時のアメリカ行きの飛行機便にお子さん席を確保してありますので、

それに搭乗させて、アメリカに一時お帰りください。

また、お子さんの保護者として、貴方と貴方の妻の席も同様に確保してあります。」
K氏はこれを聞いてびっくりして、日本大使館に電話した。
すると、
「日本大使館としては一時帰国の飛行機便の確保はしていません。

それは各人、各企業の判断にお任せしています。」と言ったとか。

K氏は怒って大使館員と電話で口論したという。
最終的にK氏は妻と子供をアメリカに行かせた。
アメリカ人にとって、アメリカという国は愛すべき国、忠誠を誓える国なのだ。

それに比べて日本はどうだろう?

夜はピザとイタリアンサラダを食べる。ワインはFeist Rieslingを一本のむ。

 

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解説します。

このフィリピンからの退避の件は当時聞いてかなりショックを受けて

日本政府に憤りをかんじていました。

このフィリピンの革命は1986年の話なのでしょうかね。

マルコスが独裁と失政のために大統領から蹴落とされ

アキノ大統領が就任したやつでしょうか?

クーデターがあり100万人規模のデモがあったようなのでそのときに国外退避を勧めたのかもしれません。

そのマルコスの息子が今回また大統領になりますね。

 

今日のシュワシュワはHardys Stamp Chardonnay Pinot Noirです。

 

 

前回(シュワシュワ107)はロゼでしたが、

今回はシャルドネとピノノワールというバージョンです。

Hardy's Stampはシャルドネだけの緑色のバージョンがあるのですが

まだ買っていません。

飲み口はドライでまずまずです。

ピノノワールがはいっているせいか若干マスカットっぽい味です。

輸入元はコルドンヴェール株式会社です。

Vivinoの評価はありませんでした。