今日から休み。昨日ちょっと遅かったので朝はゆっくりしていて、一日中家にいる。
昼飯も夜も家で食べる。
考えてみると火曜日に帰ってきてそれから休みなしだったので疲れていたのかもしれない。
昼飯を食べてテレビを見ていたら無性に眠くなってソファでうとうとしてしまったのでちゃんとベッドで寝ようと思い立ち、ちょっとベッドで雑誌を読んだら、コテっと眠りに落ちてしまっていた。
夕方、ショップに買い物に行く。
「ペリリュー・沖縄戦記」
ユージン・B・スレッジ 伊東真/曽田和子訳、講談社学術文庫
を読む。
太平洋戦争を日本人の側から描いた漫画や、元兵士の体験記などを読んだことがあったが、これはアメリカ人側から見た戦記で、当時のアメリカ人が戦争をどう感じていたかがわかる本だ。日本人もアメリカ人も戦闘に置いてはお互い憎悪しあって闘っていたことがわかる。アメリカ兵が死んだ日本人兵士から金歯を取っていたという記述があって、あるとき悪いアメリカ兵がまだ死んでいない日本人から無理やり金歯を取るという話もあっておぞましかった。ただし、日本人もアメリカ兵の死体を切り刻んで首を切り落とし、陰茎を口に刺していたということも書いてあった。
日本人の戦記は攻めてくるアメリカ兵に洞穴などで徹底的に抵抗し、だんだん人数が少なくなっていくということが多いが、攻めるアメリカ側も抵抗する日本兵の攻撃に部隊のほとんどが死傷したり、何日も同じ場所に立ち往生で対峙されられたりし、腐っていく死体のそばで何日も過ごしたり、雨の中のたこつぼで昼も夜も過ごすという戦いを強いられていたのだった。
それでもアメリカの絶対的な装備と前線から離れたところにある兵站基地の島でにビールや七面鳥などがあることを見ると、如何にアメリカが物質的に豊かだったかわかる。作者のユージン・スレッジも度々言っているのであるが人間のそれも若者の命も含めて戦争とは全くの浪費、無駄である。