日本に帰ってきて、まず、洋食屋でランチセットを食べようということになって、昼はクーネルが知っていたLa Feniceというイタ飯に行く。1000円のランチセットがある。まあまあかも。フタッフ全部で3人で回している小さな店が。60過ぎくらいのおやじが一人でカウンターでワイン飲んでいた。イタ飯に似合うようなかっこいいおじさんではないのだが、こんなおじさんでも一人でイタ飯屋でワインを飲むんだと思った。

一人でとりあえず何かおいしいものを食べたいというときはいいかもしれない。中国では無理だが。

La Feniceは不死鳥の意味だという。


夜は家飲み。ココロに行って魚屋でいろいろ買って帰る。

生いくらがあったので買って帰る。魚屋でばらしてもらって、家で醤油漬けにするのだ。


魚屋で生いくらを買ってばらしてもらっているときに、僕より多分年配の女性がやはり生いくらを買って、僕のいくらそばらしている店員に、「これは家で熱湯で洗えばいいの?」と聞いていた。

僕は昔から生いくら=はらこには目がなくて、学生時代から自分でばらして醤油漬けを作っていたくらいなので、熱湯発言にびっくりして、「いえ、ぬるま湯で洗って、それから醤油に漬けるんです。」と横から声を掛けてしまった。そのあと魚屋の店員が「塩水で洗ってもらってから云々」と言い出して、その女の人にいくらの醤油漬けの作り方」を渡していた。僕にはくれなかったが。

いくらの醤油漬けのポイントは煮切った酒と醤油をだいたいいくらがひたひたになるくらいに入れ、醤油はちょっと少ないくらいにいれるのがコツである。また、いくらは11月を過ぎると固くなるので、11月末までに買って冷凍しておくのがよい。長年、はらこにKeenだったのでノウハウがあるのだ。この辺の話はその年配の女性にはしなかった。店から作り方をもらったんだもんね。