タンポポはフランスでは春に葉をサラダで食べる。駐在していた時、市場でタンポポの葉を売っていたのだが、買わずじまいだった。結果タンポポの葉のサラダも食べていない。これが結構心残りだ。
タンポポの種は綿がついていて、遠くまで風で飛ぶようにできている。子供のころ、この種が耳に入ると耳が聞こえなくなると聞いて恐ろしく思ったことがある。だからタンポポの種を飛ばすのを異様に恐れた。一般的にこの種自体を「耳きんか」と呼んでいたほどである。「きんか」とは耳が聞こえないことで、現代では差別用語だ。人の話を聞かない人のことも田舎ではこう言うこともあった。差別用語でもあるので、今ではほとんど使う人がいない。
飲んだ酒
Jaume Serra, Brut Nature、Cava, コルドンヴェール(株)、やまや、680円
越乃話人2合