ドラマ紹介『刑事コロンボ』 | ちらこれさらり

ちらこれさらり

私生活と思い出のあれこれを
基本ポジティブに
ちらりとさらりと書いています

 

  海外ドラマ『刑事コロンボ』と共演者


TVドラマ『刑事コロンボ』1968~2003年米 全69話

(旧シリーズ1968~1978年45話・新シリーズ1989~2003年24話)

            ※正式なシリーズ化は3話目(1971年)から

主演ピーター・フォーク(1927-2011)

1話完結。用意周到な犯行描写を序盤でみせる倒叙物(例外の回もある)で、犯人は社会的

地位のある人物(例外の回もある)。

庶民風気さくなコロンボと完全犯罪を目論む紳士淑女然の真犯人との心理戦が特色。

 

     第2話『死者の身代金』      コロンボは作中チリコンカンを度々食べていた
   犯人で弁護士役のリー・グランド          

ピーター・フォークが演じるコロンボ。

トレードマークはヨレヨレのコートと背広と葉巻。愛車は古いプジョー。

そして「うちのかみさんがね」

コロンボが事件現場に登場するシーンは好きだ。

・警官に「一般人は立ち入り禁止です」と。

・ゆで卵の殻を割りながら現場入り。

・警察車両にぶつける。

・睡眠不足でしきりにコーヒーを求める。

・犯行現場の食べ物をつまみ食い。などなど、人間味を視聴者に見せてくれる。

真犯人とのやりとりは礼節ある気さくな感じ。一般人との会話もそうなので素なのだろう。

だが徐々にそんな素は装いになり、相手に粘着、追い詰めていく。当初はコロンボを侮っていた

真犯人は焦り、隙を作りアリバイを崩されていく。

逮捕時のコロンボの対応は様々。怒気を強く叱責、呆れ顔、人間的な魅力を感じた相手には

丁重に、同情的な余地のある相手には優しく。

コロンボが作中で度々食べていたチリコンカンを久々に作ってみた。缶詰のチリビーンズに手を加えただけだけれど。挽肉は粗挽き。オリーブオイルを買い忘れたので他ので。

 

ゲストスターを何人か

ジーン・バリー(1919-2009)『殺人処方箋』精神科医役

1話目の犯人。以後のシリーズ犯人像の基礎を創った。氏は映画『宇宙戦争』(1953)で

主演。荒廃した街をさまよう姿は印象的だった。スピルバーグが2005年にリメイクした同作の

ラストにカメオ出演していた。トム・クルーズを出迎えるシーン。

 

ドナルド・プレザンス(1919-1995)『別れのワイン』職人肌のワイン醸造会社経営者役。

コロンボシリーズが話題になると、この回が一番好き、という人は多い。私も好きな回のひと

つ。求道的にワインを造る職人経営者を概ね物静かに演じていた。逮捕の際の諦念的演技は好き

だ。『大脱走』『ハロウィン』などに出演。

 

パトリック・マクグーハン(1928-2009)

映画『ブレイブハート』(1995)でエドワード1世を冷徹に演じていた。コロンボシリーズに

関わったのは6作、出演4作、演出と脚本5作。コロンボ『完全犯罪の誤算』での弁護士役は

好きだ。あれこれあってソファーに座って思案する。私はまもなく場面転換だろうなと思ってい

たら突然立ち上がってシーンが続いた。おぉ、と意表をつかれた。

チリコンカン・3人分。味はあっさり目に。小分け後、それぞれの好みで塩やタバスコを。

トーストと食べた。コロンボは作中でケチャップをかけていた。

 

ウィリアム・シャトナー(1931-)『ルーサン警部の犯罪』役者の役

                『4時02分の銃声』ラジオMC役

『スタートレック』でおなじみ。TVドラマ『ボストンリーガル』の弁護士役も良かった。

コロンボ『ルーサン警部の犯罪』での吹き替えは山城新伍。

 

ヘクター・エリゾンド(1936-)『ハッサン・サラーの反逆』外交官役

外交特権で逮捕を逃れようとするが・・・。『名探偵モンク』シリーズの精神科医を演じた人。

映画『プリティ・プリンセス』(2001)ではアン・ハサウェイの警護役。

 

ロディ・マクドウォール(1928-1998)『死の方程式』化学会社の御曹司役。

いたずら好きでわがまま、そんな役を楽しそう(私の感想)に演じていた。

旧『猿の惑星シリーズ』(1968-1973)の役者。本話では『続・猿の惑星』で軍人役だった

ジェームズ・グレゴリーが出ていた。コロンボと猿の惑星に出演していたのは他に

サル・ミネオ(1939-1976)、キム・ハンター(1922-2002)。

  コロンボでのジェームズ・グレゴリー  『続・猿の惑星』でのジェームズ・グレゴリー

 

  コロンボ『二枚のドガの絵』での       猿の惑星でのキム・ハンター(右)

キム・ハンター(左)。右はロス・マーティン     中央はロディ・マクドウォール

                         左はチャールトン・ヘストン

 

他の出演者を何人か

レスリー・ニールセン(1926-2010)

コメディ映画の印象が強いが(私は)、コロンボ『仮面の男』でパトリック・マクグーハンとの

やりとりは格好よかった。

 

ブライス・ダナー(1943-)

コロンボ『黒のエチュード』で犯人の妻役。本話当時は娘さんのグウィネス・パルトローに

そっくり。母娘だから当たり前だが。

   コロンボでのブライス・ダナー    映画『ミート・ザ・ペアレンツ3』(2010)での

                       ブライス・ダナー。デニーロの妻役

ブルーノ・カービー(1949-2006)

コロンボ『祝砲の挽歌』で事件解決のきっかけとなる役。本話では実父でコロンボの同僚を

演じたブルース・カービーと親子共演。

    コロンボでのカービー      映画『恋人たちの予感』(1989)でのカービー

                       左はスターウォーズのレイア姫

 

ジェイミー・リー・カーチス(1958-)

コロンボ『殺しの序曲』で、レストランでざっくばらんに注文をとる役。多分、駆け出しの頃。

  コロンボでのカーチス    映画『ナイブズ・アウト』(2019)でのカーチス

 

アンソニー・ジェームズ(1942-2020)1作目『殺人処方箋』で虚言癖の自首マニア役。

イーストウッドの映画『許されざる者』(1992)では売春宿の経営者役。

    コロンボでのジェームズ      映画『許されざる者』(1992)でのジェームズ

 

コロンボ『構想の死角』(1971)を演出したのはスティーブン・スピルバーグ。この後に

『激突!』が放映された。映画『羊たちの沈黙』(1990)の監督ジョナサン・デミも

コロンボ『美食の報酬』(1978)を演出していた。

 

 

コロンボを演じるピーター・フォークの演技は好きだ。中盤までの独特な細かい身振り手振りは

観ているだけでも面白い。それが核心に触れるシーン、事件解決に向うシーンになると動きが

少なくなる(傾向)。いよいよ逮捕か、と伝わってくる。観る側に行間を読ませるような脚本や

演出も好きだ。どの場面のどんな様子から真犯人の目星をつけたのか、人とあれこれ話すのも

楽しい。