あれから二年後
時は流れ
あの事件は夕闇の彼方に消え去ったかのように日々は過ぎた
島田さんの試合が終わった後に
軽々しく
竹原先生に電話した僕は
風のように呼び出された
軽快に向かう僕
店に着くと
いた
いた
いた~~~~っっっ
てけてて~ん
畑山隆則氏が現れた
コマンド
たたかう
どうぐ
ぼうぎょ
にげる
たたか・・・えない
道具は持ってない
防御しても、?顔で見つめられる
逃げても・・すぐに電話は掛かってくる
なので
取り敢えず着席
今回の席順
竹原 畑山
テーブル
社長 僕
よし
射程距離外や
少しは発言できる
かどうかは別として
安心して酒が呑める
この日も世界チャンピオン二人は僕に優しく
人間の感覚の話をしていたと思います
記憶に正しいのはそこまでで
事件はまたもや勃発する・・・
竹原先生『畑山、こいつ、まだお前のこと陰で呼び捨てにしよるで』
タリラリリ~~~~ん
聞いたことの無い機械音が流れたのだけは覚えている
大先輩に対するオチャラケに二度目はない
回想
かつて、『ガチンコ』ファイトクラブの収録の合間に
竹原先生がマネージャーに、クラブ生皆の分の飲み物を買ってきてやってくれと言ったので
僕『竹、お前が行ってこいや』
と言うと
当時は洒落の通じなかった先生が、何故かその場の空気の和みがあったのか、笑ってくれた
が、しかし
二度目はなかった
先生に生意気を言って、笑ってくれたことなどなかったので
調子に乗って二回目に挑戦した僕
僕『竹、お前が買うて来いて言うとるやろ』
その後の先生の怒りの形相に恐れをなし
走って逃げた記憶がある
現在に戻る
正に
それが今
二度目はない
畑山さんには笑顔の中の目の奥に
時間の静止が見られた
ヤバい
ヤバイ
ホンマにヤバイ
僕はまたもや猪突猛進で
僕『畑山て言ってないです。』
僕『ハタケて言うてるんです』
畑山さん『うんうん、ハタケだったら赦しちゃう~~~~』
(食いぎみに)
回りは笑ってる
僕
え・・?
え・・・・・?
ギャグをカブせたわけやない
無我夢中で出てきた台詞がそれでした
後輩に怒ってるふりをしてから更にノルという手法はどの世界でも主流なんでしょうが
畑山さん
貴方だけは止めてください
心臓に悪いです
一時間後
今日のブログをつけてエエですか?
と調子にノッテ聞いてみた
すると快くOKしてくれました
が
内容を見たら
どうなるのか分からないのが世の常なので
改めて謝罪しておきます
畑山隆則さん
本当に申し訳ありませんでした
これからもハタケと言い続けます