6月23日は「慰霊の日」です。沖縄戦で亡くなった人たちを悼み、不戦の誓いを新たにする日です。

関根ジローにとって明治大学の先輩である荒井退造氏は、戦時下の1943年、沖縄県警察部長に就任。兵庫県出身の島田叡知事とともに、沖縄県民のために食糧を調達し、県外や本島北部へ疎開させました。

当初、軍が「日本は勝つ。米軍は沖縄に上陸しない」と主張したため、疎開の機運が高まらず、荒井警察部長は「まつげに火がついてから慌てても知らんぞ」と怒鳴ることもあったといいます。

疎開に留まらず、沖縄戦で荒井警察部長の指揮のもと警察が住民保護、避難誘導に尽力しました。

島田知事、荒井警察部長により命を救われた県民は20万人以上ともいわれ、沖縄では「島守」と呼ばれています。

2017年に明治大学として、荒井退造氏の慰霊式を行っています。