適切なPTA活動にむけて、6月議会で下記の通り質問しました。質問と答弁の議事録を転載します。


なお関根ジローは「子どもたちの心身の健康な発達において、学校、家庭、地域の三者の連携協力によることが大切であり、PTAは三者を結ぶ役割の一助となっている」と認識しており、自分の子ども3人の学校のPTA活動は積極的に参加していることを申し添えます(役を歴任したことにより、ポイントが達し、活動免除の立場になっていますが、今年度も微力ながらお手伝いしています)。


↓↓↓


■質問 


3月議会の二階堂議員の代表質問にて、教育長から「学校に対して、への参加に当たり同意書が必要であること、参加・不参加に当たり不平等感がないようにすること、個人情報や会計事務の適切な取り扱いをすることなどの改善に努める」とお答え頂きました。伺います。小中学校65校のうち、PTA がある全ての学校において同意書を保護者や教職員から得ているのかお答えください。


また、PTA会費をPTAに代わり学校が学校徴収金として集金する場合には「PTA が学校に対して業務委託契約を交わす」必要がありますが、契約なしで学校徴収金として集金している学校がないかお答えください。未確認の場合には、来年度にむけて、確認する体制を整備していくべきと考えますが、見解をお答えください。


次にPTA役員への特典について伺います。3月議会の答弁で「不平等感がないようにすること」の言及がありましたが、複数の保護者から「改善されていない」という声を頂いています。例えば、保護者が参加できる学校内での発表会において「PTA役員に優先席を設ける」ことを学校とPTAが案内している事例があり、このことについて保護者から不平等感を感じるとお声を頂いております。「PTA役員に優先席を設ける」ことを学校とPTAが案内している事例について、市教委の見解をお答えください。


最後に、学校がPTAに対して学校業務の業務委任契約を交わしている事例があります。本件についての市教委の見解をお答えください。


■答弁


子供たちの心身の健康な発達において、学校、家庭、地域の三者の連携協力によることが大切であることは、これまでの議会でもご案内のところでございます。学校、家庭、地域を結ぶ役割の一助となっているPTAは任意に設置される社会教育団体であるため、市内にあるPTA組織に対して市教育委員会が統括や指示・指導をする立場ではなく、これまで市教育委員会として、各種調査はしておりませんでした。


しかしながら、PTAに関して様々なご意見等もいただき、学校運営の適正化の観点から同意書等の回収状況やPTAと学校における適正な業務委任契約などについて、学校に対して必要な調査をしてまいりたいと存じます。


また、PTAへの加入にあたり参加される個人の意思確認が必要であることやPTA会費の集金等を学校が代替して行う場合は、適切に取り扱うよう引き続き校長会等を通じて、各学校長へ伝えてまいります。


議員ご指摘のPTA役員の優先席という案内につきましては、表現方法としては誤解を招くものと思われますので、学校へ改善を求める必要性があると考えております。


市教育委員会といたしましては、関係部署とも協力をして、適切なPTA活動となるよう学校を指導してまいります。