がん検診をうける「市民の利便性の向上」や「受診率向上」に向けて、9月の決算委員会で、下記2点の改善を求める質問を会派立憲民主党として行いました。

①特定検診の集団検診と同日に受けられるがん検診を増やせないか
②大腸がん検診は現在2日間要することから1日に済ます改善ができないか

議事録を転載します。

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<第1質問>
特定検診の集団検診と同日に、何のがん検診が受けられますか。

<第2質問>
①がん検診をうける市民の利便性の向上や受診率向上などを目的として、特定検診の集団検診と同日に受けられるがん検診を増やしていく検討はされていますか。
②大腸がん検診について、現状では、特定検診の集団検診と同日に受けられなくて、別日になるとのことでした。この大腸がん検診は1日でおわるのかどうか、お答えください。仮に1日で終わらない場合には、1日で済むように改善する考えはないか、ご見解をお答えください。

<質問1への答弁> 
179ページ、がん検診事業について、お答えいたします。
本市の国民健康保険加入者を対象とした特定健康診査の集団会場で同日に受けられるがん検診としましては、令和4年度から開始した前立腺がん検診がございます。特定健康診査の血液検査に前立腺がん検診の検査項目を追加して対応しております。

<第2質問への答弁>
再質問にお答えします。特定健康診査の集団健診と同日に受けられるがん検診の検討についてでございますが、大腸がん検診以外は検診車が必要であり、複数の種類のがん検診を同日実施するためには、駐車場の確保が困難であるなど、施設や会場に関する事や、具体的な実施方法などの課題がございます。可能なものから研究してまいります。
また大腸がん検診の現状についてでございますが、まず集団検診日に来所した方に問診を行い、便潜血検査のキットをお渡しし、次に約1週間後に、同じ会場で問診票と自宅で採取された検体を提出して頂きますので、検診に要する日数は2日となっております。結果については約6週間後に市から郵送しております。但し、検診当日の問診で自覚症状がある場合は、検診ではなく、早めに医療機関で診察を受けるようにお勧めしています。
検診が1日で済むためには、例えば、予約者に問診票と便潜血検査キットを事前に送付すると共に、自覚症状がある方への案内など、様々な点を検討することが必要となります。受診される方の利便性向上、ひいては受診率の向上につながるよう、研究してまいります。

<要望>
がん検診をうける市民の利便性の向上や受診率向上などを目的として、特定検診の集団検診と同日に受けられるがん検診を増やすことについて、課題をご紹介いただきました。研究していただけるとのことですので、よろしくお願いします。

また、大腸がん検診について現状は2日間かかることをご説明いただきました。答弁でも触れられていましたが、受診される方の利便性向上、ひいては受診率の向上につながるように、大腸がん検診が1日で済むようになるよう、ご検討をよろしくお願いします。