消防団は地域における消防防災の中核的存在です。しかしながら、消防団員数は全国的に減少傾向※です。そこで、全国的に消防団員減少に歯止めをかけるべく処遇改善が推進されています。

松戸市においても、消防団員の処遇改善の一環として、松戸市3月議会において、これまでの出動⼿当を⾒直し、出動に応じた報酬制度(出動手当と比較し増額)を創設しました。

関根ジローは更なる消防団員の処遇改善として、「消防団の出動管理もデジタル化すべき」と考えています。現在、消防団員が出動した場合、その報告は、紙の報告用紙に記入し、その用紙を地域の消防署まで提出しに行かなければなりません。

報告書をデジタル化しオンラインで提出することを可能にすれば、署に直接提出にいく時間の削減がはかれるし、署の職員にとってもデジタルでの管理のほうが事務負担軽減されると思われます。それから、ガソリン代の節約、直接会う必要がないのでコロナ対策になるなど、様々なメリットがあると思います。

本件について、3月予算委員会において、関根ジローの同一会派である戸張ともこ市議が「消防団の出動管理におけるデジタル化」について、下記の通り市の見解を問う質問をしています。

※添付は、消防庁「消防団員の処遇改善について(令和3年5月28日)」の、消防団員数の現状に関する資料です。

 



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◆質問:戸張ともこ市議

消防団の出動確認はどのようにしますか?

◆答弁:松戸市

本市消防団員が災害、警戒、訓練等に出動した際「消防団員出動確認名簿」を管轄消防署に提出いたします。この名簿は複写式となっており、管轄消防署の当直責任者が出動人員を確認して、名簿に署名をした後提出用を受け取り、消防団員は控え用を保管いたします。
以上です。

◆再質問:戸張ともこ市議

複写式の報告書を各団が各署に直接持参し、提出することで、出動の確認をするとのことでした。総務省が地方行政のデジタル化推進を掲げていますが、新年度、出動の報告書をデジタルで提出し、署側もデジタルで管理するといったご検討はされるかお答えをお願いします。

◆再答弁:松戸市

ただいまのご質問にお答えします。
消防団員の出動報告をデジタルで管理することにより、消防団員の利便性の向上や業務の効率化が期待できると思われますが、先行してデジタル化を導入している自治体から情報を収集し、メリット、デメリットを精査の上、消防団各種会議で諮るとともに近隣市の導入及び運用状況等を鑑み、検討して参りたいと存じます。

◆要望:戸張ともこ市議

報告書を各団が各署に直接持参するというやり方を、報告書をデジタル化しオンラインで提出することを可能にすれば、署に直接提出にいく時間の削減はかれるし、署の職員にとってもデジタルでの管理のほうが事務負担軽減されると思われます。それから、ガソリン代の節約、直接会う必要がないのでコロナ対策になるなど、様々なメリットがあると思います。ぜひ、消防団の出動確認のデジタル化をご検討ください。