保護者も教職員もまだまだワクチン2回接種ができない現状です。それに加えて、感染者が著しく増加していることにより入院ができないという報道が相次いでいます。自宅で亡くなる方も後を絶ちません。また、出場できる救急隊ない時間もあったなど、まさに緊急事態となっています(救急隊が出場できなかった時間が生じたことについて、9月議会で質問しました。下記に議事録未定稿を転載します)。

 

そんななかで、松戸市の小中学校では、緊急事態宣言中における短縮日課等に留まる対応※となっています(千葉県立学校は分散登校を導入している。また、少なくない自治体でオンライン授業も導入している。)。

 

心配する保護者の声にこたえ、小中学校全体としてオンライン授業等を実施することや(登校とオンライン授業の選択制など)、分散登校等をおこなうべきだと、市長・教育長に9月議会で強く要望しました。


※ 松戸市立小中学校及び高等学校における新学期に向けた新型コロナウイルス感染症対策の強化について https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12694221368.html 

 

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◇質問:関根ジロー

 

救急要請件数増への対応について伺います。

 

消防局の皆様におかれましては、コロナ禍のなか市民の命と健康を守るため、多大なるご尽力いただいていること、心から感謝申し上げます。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、救急搬送が困難な状況になっていることが連日報道されています。8月24日に松戸市が公表した「新型コロナウイルス感染症の現状と市の対応(報告)」によると、コロナ陽性者からの救急要請件数が8月は18日時点で210件(前月は92件)、うち病院搬送56件(前月は68件)、うち不搬送は154件(前月は24件)でした。このように救急件数が激増している一方で、不搬送も著しく増加しています。不搬送の要因は、保健所が自宅療養できると判断したり、搬送先が決まらないために感染者が辞退したケース等が増加したこと等、と思われます。

 

4時間以上要した長時間救急も29件発生しており、最長は14時間10分要した事案もあったそうです。医療機関との交渉回数も40回以上行った事例が2件あるとのことです。

 

救急要請件数や長時間救急等の急増によって、引き起こされる問題の1つが「松戸市に出場できる救急車がない状態」が生じてしまうことです。市の報告によると、この間に、12日間、延べ7時間16分の間、松戸市に出場できる救急隊がない状態だったとのことです。

 

出場できる救急隊がない状態を解消するために、消防局としてどのようなご対応をされているのか、お答えください。

 

◇答弁:松戸市

 

新型コロナウイルス感染症陽性確定者からの救急要請は、議員ご案内のとおり8月に入り急激に増加しており、7月の92件に対し8月は300件を超える状況となっております。

 

本市消防局では、救急隊が出場できない空白の時間を解消するため、現在2点の対応を図っております。

 

1点目といたしましては、非常用救急車3台を臨時編成した隊員により運用し、通常12台の救急車運用を、現在15台で救急事案に対応しているところでございます。この3台につきましては、非常用の救急車として保有しており、実動車両の車検整備や故障時の代替車両でございます。

 

2点目といたしましては、搬送先病院が決定するまでの長時間を要する救急事案の対応として、消防局敷地内に廃車予定の救急車2台を再整備し、「搬送困難者待機場所」として活用しております。

 

搬送困難者待機場所では、救急隊が酸素投与などの処置を継続しながら容態管理を行い、搬送先病院が決定した場合は搬送を行うことも可能でございます。

 

以上2点の対応を図っておりますが、それでも救急車が不足する場合は隣接市から救急応援を受けて対応をしているところでございます。

 

今後も救急需要に適切に対応すべく、関係部局と協力し市民の安全・安心の確保に努めてまいる所存でございます。

 

以上、答弁とさせていただきます。

 

◇要望:関根ジロー

 

出場できる救急隊がない状態を解消するために、消防局としてご尽力いただきまして感謝申し上げます。

 

救急の現場において、非常用救急車3台や廃車予定の救急車2台を活用せざるを得ないほどひっ迫した状況のなかで、松戸市立小中学校の2学期を心配する声を多くの保護者から頂いています。

 

保護者も教職員もまだまだワクチン2回接種ができない現状だと思います。それに加えて、感染者が著しく増加していることにより入院ができないという報道が相次いでいます。自宅で亡くなる方も後を絶ちません。また、出場できる救急隊ない時間もあったなど、まさに緊急事態となっています。

 

そんななかで、松戸市の小中学校では、緊急事態宣言中における短縮日課等に留まる対応となっています。

 

心配する保護者の声にこたえ、小中学校全体としてオンライン授業等を実施することや、分散登校等をおこなうべきだったし、これからでも遅くはないので、導入して頂きたいと、市長・教育長に強く要望します。